第二話 最初に行く場所
今晩は。
投稿です。
そこにオトネと同じ格好のドワーフがやって来た。
「団長、皆が待っていますが」
周囲は夕闇状態である。
で、団長とは?
「わかった、皆、そろったんね?」
「はい、須藤家、川崎家、鈴木家、満岡家、他揃っています」
……須藤家?川崎家?みんな知っている名前だけど、なんだそりゃ?
ん?松田さんの名前がない、それに陽野は?本多さんはオトネを庇って……。
「トリ、お前が目覚めたけん夜は祝いたい、んでこれから各家の代表やらとお話したい。そこで皆の話しば聞くとよか、おっも話したいことがあっとよ」
「各家には、皆の話が伝わっているの、聞いてあげて」
ああ、白鳥さんは聞いたんだね。
「わかった、行こう。だけどその前に……」
「なんね?」
「墓参りがしたい」
「「!」」
「場所は遠いのか?その各家とかだったら、一箇所ではなくバラバラか?」
「いや、英雄の墓は一箇所にある」
英雄かぁ。
「それと、門王さまは?それと滝夜叉姫さまは?」
「普段、あん方達は観蛇の神社に鎮まっておられるとよ」
「ではまず観蛇に行こう、お礼が言いたい」
「今日はもう日暮れ、お礼参りは朝がよか」
「そうなのか?ではお墓参りは?」
「今から行きましょう、こっちよ」
先頭に立つ白鳥さん。
白鳥さん、先に行ってもらっては困ります。
何故かというと、それは。
「……」
そう、視線が白鳥さんのフワフワの尻尾に行くからだ。
もう釘付け、どごろか瞬間接着剤と強力両面テープで強制固定である!
歩く度にフワフワ、フリフリ動く白鳥さんの尻尾。
ウサギさんの尻尾がこんなに可愛いとは!
時々、ピコピコ動くのだ。
ああ、不謹慎だなぁ。
お墓参りなのに、白鳥さんの尻尾が気になるなんて。
次回サブタイトルは 第三話 別世界 です。
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