第二章 第一話 故郷へ、でもその前に
今晩は。
では、予告どおり夏になりましたので第二章の始まりです。
「白鳥さん、皆がどうなったか知っている?」
「ええ、オトネくんや子孫の方達に聞いたけど」
子孫!?
そして俺はオトネを見て……。
「なんば笑いよっとね?」
「ホントにオトネか?……おじさんやん!」
「大きなお世話たいっ!」
ドワーフのおじさん。
まさにこの言葉がぴったりなのだ!
「オトネさん、とか言った方がいいのか?」
皆の手前もあるとか?なんか威厳?っぽいものある?
オトネってこの村?街?のどんな地位なんだろ?
「今まで通りでよか」
「ちなみにオトネ、今幾つだよ?」
「……たい」
「え?」
聞こえん!幾つなんだよオトネ!
「四十九歳たいっ!」
「おじさんやんっ!」
そう言って、俺達はゲラゲラ笑った!そして悲しくなり涙が零れた。
かつての同級生は、遙か年上のドワーフ戦士になっていた。
その姿、何故か笑いを誘い、悲しみも誘った。
(トリ)
(なんだよ、オトネ?)
(白鳥さんには、トシば聞くなよ?)
(き、聞かないよ!)
いや、聞けんし!知りたいけど。
(あん子は二年前に目覚めたけん、十八か十九歳たい、お前よりお姉さんたい)
「……なにコソコソお話ししてるの?」
「「いや、別に」」
「……18歳よ」
「……ごめんなさい」
何故か謝る俺。
「白鳥さん、あと2年待ってくれ」
「え!?」
「すぐ追いつくから」
すかさずオトネが突っ込む。
「トリの頭は小学生ね?まちった武者んよかこつば言いなっせ!」
「なら、3年待ってくれ!追い越すから!」
「トリ、越せるモノなら越してみなっせ!」
「ふーん……エル……鳥庭くん、年上のお姉さんは嫌いなの?」
ぎくっ。
俺はオトネをチラ見する。
「ほれ、何か言いなっせ」
「……」
「ここは大好きです、って言わんと!」
白鳥さんは悲しそうに微笑み、一言「このへんで許してあげる」と言った。
ああ、この年齢差はもう埋まることはないんだ。
ごめんよ、白鳥さん。
年上のお姉さん?
はい、好きです。
どちらかと言うと、大好きです。
同級生も好きですし、年下も好きです。
白鳥さん限定ですが。
バイトがハードなので、毎日投稿は無理かも知れませんが、努力します。
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前回より引き続き、ご愛読ありがとうございます。




