第六六話 日常 集まる戦士達
投稿です。
サブタイトル変わりました。
戦いは熾烈だった。
だが、参戦している者達は全て銀色の眼が輝き、怯まなかった。
特筆すべきはサラリーマン戦士だ。
この人、魔法剣士だったのだ。
ゲームでは中途半端な印象だが、炎の属性攻撃を得意とし、まぁ強いのなんの、憧れとはコレホドまでに強い想いなのか?
巨大な鬼も、ザリガニ擬きも、ゴブリンも、全て美術館から駆逐した。
俺達はボロボロに成りながらも、生き残った。
そして俺達は、自然と美術館正面フロアに集まった。
怪我人は白鳥さんや俺が治療する。
……あ、私もヒーラー職みたいなので手伝いますう……
……オレも出来るようだ、手伝おう……
ジョギングスタイルの綺麗なお姉さんや、警備員のおじいさんが手伝う。
俺は深手を負っているサラリーマン魔法剣士を見つけ、治療する。
「名前、聞きたいな、俺は鳥庭光一、皆はエルフって呼んでいるけど」
灯りの消えた自販機の前で、尋ねてみた。
「俺?俺は西って言うんだ、西 空道」
「西さん、家族は?俺達、修学旅行で球磨本から花の都に来たんだけど」
「実家は京都だ、家族は……どうしているかなぁ、無事だといいけど」
ゴロゴロゴロ。
喉を鳴らして、西さんに頭を擦り付けるコマたそ。
何故か西さんに懐いているのだ。
「おいおい、ばあちゃんのところ、行けよ!きっと、お前のことを心配しているぞ」
ゴン。
オトネが自販機を叩く。
するとガコン!と何かが出てくる。
「炭酸かぁ、誰か飲む?」
「あ、俺、炭酸パス」
「飲む!炭酸好きなんだ!」
ゴン!
ガコン!
「コーヒー、ブラックいる人!」
「あ、私飲みたい!」
なぜかオトネが叩くと、中身を吐き出す自販機。
周囲には覚醒戦士30名ほど。
皆銀色の眼で、それぞれ能力を発揮した戦士達だ。
それぞれに飲み物を配るオトネ。
「これから夜が来る、灯りのない夜だ」
オトネが告げる。
……どうする……
……夜かぁ……
……まずは木々も燃やして灯りの確保かな……
……それと周囲警戒、生き残った人達を助けにも行きたい……
……家の者達が心配だ……
サバイバルが始まる。
次回 第六七話 日常 ラスボスの片鱗 の予定です。
七〇話前後で第1章が終る予定です。




