第六三話 日常 一息
今晩は。
投稿です。
俺の呼吸は浅く速くなっていた。
身体中が痛い、満身創痍どころか、出血多量で貧血?
美術館の壁にもたれて、俺は動けなくなった。
「大丈夫?エルフ?」
声をかけてきた白鳥さん、姫もボロボロだ。
「皆は?」
答える代わりに俺は質問した。
「ほとんど無事みたい、コマたそが頑張ったし、あの戦士も」
「戦士?」
「よう、大丈夫か?ボロボロだな」
近寄ってきたのは、太刀を携えた筋骨隆々のサラリーマン。
「あの時の!?……どしたん?なにがあった?」
俺は思わず声が出た。
なんか頼もしくなっている!
「……はは、なにがあったのか俺にもわからん、分からんがあと一戦あるようだ」
そう言って広いフロアの先、中庭を見る。
そこにはゴブリンやザリガニの怪物と戦う人々の姿が見えた。
制服?戦っているのはここの職員さんか?
職員さんも目が銀色に輝き、明らかに人の属性から離れていた。
「元はここの職員さんと修復の作業員か?」
……大丈夫か!?……
奥から声が響いてくる。
……こっちだ!医務室がある!……
……水もある!……
「緑、コマたそ、みんなを頼む」
お婆さんを背中に乗せ、皆を奥に誘導するコマたそと緑達。
中庭では一進一退の攻防が繰り広げられている。
「あのゴブリン達、デカいな」
「おそらくゴブリンの上位種だろう」
そう言ってペットボトルを渡す陽野。
「班長、水だ」
「ありがとう」
「参戦するか?」
そう聞いて来たのはオトネだ。
「行けそうか?」
頷く俺の同級生達。
「俺もお供するぜ」
サラリーマンが不敵に笑う。
この戦い、いつ終るのだ?
次回投稿は未定です。
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