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破滅世界の俺、エルフ。(2025.12)  作者: MAYAKO
第一章 日常

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第五二話 日常 その日の朝     

今晩は。

投稿です。


 朝は早く起きた。

 睡眠時間は3時間ほど。

 なんで眠くないんだ?身体充実、何かスッキリしている。

 こんな朝は初めてではないだろうか?

 皆は?

 寝ている?同室のオトネも緑もスヤスヤのようだ。


 時計の表示は6時。

 外はまだ薄暗く、日は昇っていない。

 窓の下の景色は灰色で街灯だけが目立っている。動くモノなく、まるで照明だけのゴーストタウンだ、小鳥の姿さえ見えない。

 球磨本じゃ雀が群れをなし、騒がしくなり始める時間。

 俺は身を起こし、顔を洗いトイレを済ませる。

 散歩でもするか?エレベーターで一階まで。

 フロントを一瞥し、外にでる。

 外に出た瞬間、スッキリした気分が一気にひっくり返った。

 そう、ぐれん!と!

 今まで感じたことのないような不安。

 これはもう逃れようがない、そんな気持ちになった。

 なんだこの確信!この感覚!漠然とした不安と恐怖、ああもう終りなんだ、止めようがない。

 ここまで来てしまったんだ。

 なにがここまで来たのだろう?


 ん?視線か?

 前方を見ると……え?白鳥さん?陸上部メンバーが走っている!?

 朝練!?

 修学旅行だよ!?旅行に来てまで練習!?


「おはよう!鳥庭くんっ!」


 元気に挨拶したのは鈴木さん。


「お、おはよう、元気いいね鈴木さん」

「なんか調子いいの!フレンチのお陰かしら?」

「おはよう……鳥庭くん……」

「おはよう、白鳥さん!」


 何故か白鳥さんの唇に目が行く俺。

 その視線に気づいたのか、すすすっ、と鈴木さんの後に隠れる白鳥さん。

 唇の傷はもう治っている。

 不思議だ、回復が早い。いや早すぎる!


「え?なに瑞紀?どしたん?」

「……別に……」


 コケ-!?


 ……え?き、嫌われた?避けられている!?

 あ゛あ゛あ゛おわた。

 きっと抱き留めたこと、不快だったんだ!そりゃそうさ!

 不謹慎なこと考えていたし……ああ、さらば我が初恋、愛しき人よ……


「あ、鳥庭くんそう言えば幽霊見たんだって?」

「え?あ、う、うん」

「怖かった?」

「まぁ普通に怖かったけど」


 いや、実はそれ程怖くはなかった。


「それってさぁ、オフィス街にお墓のある、お侍さんの幽霊じゃない?」

「ええ?ど、どうだろう」


 ぺしょ。


「ん?」


 なんだ?鳥か?


「あ、瑞紀のくしゃみよ、冷えた?部屋に戻ろうか!」

「あ、ご、ごめん、引止めたね」


 俺は慌てて謝罪する。


「え、あ、だ、だいじょう……ぺしょ……」


 わ、笑うに笑えん!


 ぎろ。


 あ、鋭い視線。


「……笑いたいでしょう?変なくしゃみ」


 こんな時、なんて答えりゃいいんだよおおおおおおっ!?


「いや、最初、鳥かと思ったよ」


 ここで爆笑したのは鈴木さん。


「どこの鳥?そんな鳥いるわけないでしょう!いこう!瑞紀!」


 鈴木さんに促され、宿泊ホテルに入っていく二人。


「なんて答えればよかったんだろう?」


 俺は一人呟いた。


 正解はあるの?


福岡出張です。

ちょっと連載止まります。

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