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破滅世界の俺、エルフ。(2025.12)  作者: MAYAKO
第一章 日常

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第五一話 日常 おやすみなさいの挨拶     

今晩は。

投稿です。

今回は2話分です。


「かはっ!」


 俺は息を吹き返した。


 げほげほげほげほげほげほげほげぼっ!


 激しい咳き込み。

 涙目で白鳥さんを見る。

 あ、鼻水も出ている!?

 か、悲しいっ!こんな顔を見られるなんて!

 あ、もう、おわた……俺、おわた……女の子に抱きしめられて、倒れるなんて!

 白鳥さんの寝顔?を見て、よからぬことを考えたから罰があたったんだ!


 うう、ごめんなさい……ん?誰に謝っているんだ?


 長い睫、綺麗な眉、耳なんてピカピカで可愛かったし……ごめんなさい……。

 その唇を見て、マウストゥマウスで息を!とかドキドキして妄想したし!

 幽霊なんて、そっちのけ!

 ああ、俺って最低だ……。


「!?」


 ごしごし。


 え?


 白鳥さんは自分のジャージで、俺のぐしゃぐしゃに汚れた顔を拭きだした。


 コケ-!?


「とっ、ちょ!?し、白鳥さん!?」

「じっとしていて、ごめんなさい、私……」


 ごしごし。


「いや、いやこれは……」

「うん、きれいになった……ごめんなさい」


 ここは……お礼を言うべきだ。


「……ありがとう」

「!……私こそ、あの幽霊さんがこっち見た時、かばってくれた」

「え?」


 倒れたのに?見ていた?


「私を背に、前に立ってくれた……私の方こそ……ありがとう」


 視線を感じると、フロントのヤツがこちらをチラチラ見ている。

 ああ、こいつはあの幽霊、見ていないんだな。


「部屋、戻ろうか」


 俺が促すと、白鳥さんは従った。


「うん」


 ……なんかセリフだけだと、恋人どうしみたいだ……


 部屋、戻ろうか。


 ……ああ、ほんと俺ってヤツは不謹慎なヤツだなぁ。


 トコトコ歩く二人。

 会話はなく、寄り添って歩いた。

 そして彼女を部屋のドアまで送る。

 ここでまた視線を感じた。


 どこだ?


「あ」


 小さな声が俺の口から漏れた。

 ドアは少し開いている?

 そこから除く眼。

 間違いなく光や鈴木さん、その他女子達の目だ。

 みんな銀色ではなく、いたずらっぽい黒い目。


「今日はありがとう、じゃ」


 そう言って、ドアに滑り込む白鳥さん。

 バタン。重く閉まるドア。


「こちらこそ、おやすみなさい」


 カチ。


 ん?ドアが開いた?


「……おやすみなさい」


 ぱたん。再び締まるドア。

 そしてそのドアの向こうから、なにやら声が?


 ……俺に耳には聞こえてしまった。


 ……きゃあああああっ!?

 ……どう?どうだったのっ!?瑞紀っ!

 ……ど、どこまでイッたのっ!?

 ……ど、どこまでって、ロビーまでだけど……

 ……いや場所じゃなくて!

 ……ここ?

 ……きゃっ?!

 ……それともここ?ここを許したの!?

 ……あんっ!?ひ、ひかり!?やめてよっ!

 ……どおおおおだったのぉよおおおおっ!?

 ……お、お話ししただけよ!どこも許していませんっ!

 ……将来の話した?

 ……だからっ!

 ……深夜……若い二人……楽しい修学旅行……自己責任の旅

 これはもう……

 ……幽霊を見ただけよ

 ……え゛!?


 俺はその場を後にした。

 なんでこんなに耳がいいのだろう?

 これでは覗きとかわらんではないか!

 そして立ち止まる。


 ん?俺って、どうやって息を吹き返したんだ?

 そっと唇に手を当てる。


「いてっ!?」


 俺の唇は、少し切れていた。

 なんでだ?倒れたとき、どこかぶつけた?

 それとも白鳥さんのジャージか?

 

 ……まさか……


次回、タイトル出来ていません。

投稿は未定です。

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