第四九話 非日常 窓の向こう
今晩は。
投稿です。
どうにか間に合いました。
俺の腹筋を見続けている白鳥さん。
……俺は何をしているのだ?
なんか恥ずかしいぞ!
……白鳥さん?腹筋、珍しい?目が離せないとか?そんなにいい腹筋なのだろうか?
「あははっ、ご、ごめん、変なもの見せたね」
慌ててジャージをおろし、何故か固まる俺。
身体の変化、研ぎ澄まされる感覚、病院へ行ってみるか?
でも、何処か納得しているというか、心は騒いでいない。
そう、戸惑いながらもこの変化、受け入れているのだ。
白鳥さんもそうなのだろうか?
「明日は10時だったよね?」
話しを逸らすように明日の集合時間を聞く白鳥さん。
「ああ、10時、ここに集合。そして美術館だね、部屋に戻ろうか?」
「そう……ね……!?」
立ち上がった白鳥さんは固まった。
何を見ている?
震えだした!?
俺は白鳥さんと同じ方向を見た。
ホテルのロビー、そこは巨大な窓ガラスに覆われている。
外の風景は最早深夜、静かで街灯しか見えないはず。
しかし、そこにとんでもない者がいた。
俺も絶句し、固まる。
そこに半透明の馬がいた。
そしてそれに騎乗している鎧姿の武者。
その腰には……刀と言うより、太刀だな。
……首がない?
あ、首は馬の回りを飛んでいる!
人魂らしきモノも大小ゆらゆらと漂っている……。
ハロウィン?それともガラスに映し出されたCG?
いや、これはどう見ても!
「!?」
目が合った!
その生首は俺達を見て、ニヤリと笑った。
「ひっ!?」
小さな悲鳴とともに、グニャリ、とコンニャクのように倒れる白鳥さん。
「わっ!?」
俺は慌てて彼女を抱き留める。
次回 第五〇話 非日常 困ります です。
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