第四八話 非日常 ぺろん
今晩は。
投稿です。
「このこと、誰かに話した?」
無言で首を振る白鳥さん。
「鳥庭くんの視線がおかしいから、もしかしたらって思って」
「いつから?その、銀色に見え始めたのは?」
「耳鳴りかしら?お昼からかな?」
「……こわい?」
「……怖い、感覚もなんか変だし、異様に元気なの」
元気!?
どこが?とは敢えて聞かない。
ヤロー同士だったら下ネタ全開で、笑い話しになるけど、相手は白鳥さん。
俺の懸想相手だ。
真剣に聞いているし、お話ししてくれている。
ここはちゃんと聞いて、俺も聞き返さないと。
「眠たくないとか?」
「そう!それも!睡眠時間、少なくてもいいような感じなの!真新幹線のなかでは眠っていたのに!それだからかな?」
違うと思う。
眠い感覚が何か違うのだ。
「感覚って?」
「匂いや、音に……敏感?それに味覚も」
「え?ご飯、美味しくないとか?」
「違う、私鳥肉とかお肉大好きで、野菜は苦手だったんだけど、野菜大好きになって」
「え?」
嗜好が変わった!?短期間で!?
それって、かなりおかしいのでは?
「……私、どうなるんだろう……」
「……他には?」
「……」
あ、言いたくないような変化なのだろうか?
なら俺の変化も伝えるか。
「俺は、感覚がなんか鋭くなった、エレベーターが動く前に動くと分かっていたし、ミッシェルでも、ドアが開く前に女の人と分かった」
「!」
驚き俺を見る白鳥さん。
「……あと、身体にも変化がある」
「え?」
俺は髪を抑え、耳を見せた。
「なんか、伸びていないか?先も尖っているし」
「あっ!?」
「な?変だろ?それに」
俺は調子こいて、ジャージをぺろん、と捲った。
「この腹筋、おかしくない?バキバキなんだ、アスリートだよ、まるで」
「!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そして袖も捲る。
「腕回りが太くなった、ただ……」
「……ただ?」
「……身長は、そのままなんだよねぇ……なんで伸びないの?耳は伸びたのに!」
しくしく、なんで伸びない?成長期とは?
ん?白鳥さん、俺の腹筋、ガン見しているけど、そんなに気に入ったのかな?
次回は未定です。
出来れば投稿したいのですが。




