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破滅世界の俺、エルフ。(2025.12)  作者: MAYAKO
第一章 日常

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第四四話 日常 きゅいしいねふぁんかいせ     

今晩は。

今回は2話分です。

2話分くらいが読みやすいですか?


 オトネのアドバイスは的確で何度も助けられた。

 あの言葉の数々は……。


「鳥庭氏、今はその話しストップでよろしいですかな?その件に関しては日を改めましょうぞ、我々は表に出ることは望まない、影の存在でしてなぁ」


 しかし。


「でも……」

「今は深夜、ご飯が先ですぞ!」


 違う!ダメだ!


「では一言、ひとこと言わせて下さい!……名も知らない皆さん、俺は元気に暮らしていますっ!皆さんのおかげです、ありがとうございました!」


 ピタリ、と止まるコメント欄。


 そして一気に流れ、溢れ出す!

 最早速すぎて読めん!

 音声も多すぎて、何を言っているのか分からん!

 だけど、その怒濤の熱量は、熱く伝わった。


・ガンバレ!負けるな!なにくそっと思え!×∞


 激昂。

 俺は静かに俯いた。


 そして……(はげ)ましの言葉が嬉しくて……少しだけ泣いた。

 血の繋がっている彼奴らは、俺から全てを奪おうとしたのに、この名前も住所も知らない人達は、よってたかって俺を……助けてくれたんだ。


「さぁ、ご飯ですぞ!ご飯!進みましょうぞ!」

「そうですね、ミンミンさん」


 ……ご飯、なんだろ?……

 ……食堂?カツ丼か?定食屋さん?……

 ……ええっ?カツ丼?なんかぁ、お洒落なお店がいい……

 ……あんだよ、カツ丼いいじゃんか!……

 ……カツ丼、好きだけどさぁ……

 ……なんか面白そう……

 ……うわぁ夜なのに明るいぞ……

 ……街灯の数多いねぇ……


 みんな気を使って、俺のことには触れない。


「さてここですぞ!移動距離、時間も良し!このビルの下が目的地ですぞ!」


 確かに5分掛かっていない。

 到着した場所は、隣のビルの裏?

 さらにこの地下一階に食堂があると?


 食堂?


 皆、狭い階段をソロリソロリと降りていく。

 もちろん先頭は俺。

 な……なんで俺?班長だから?ここはオトネじゃね?

 階段は綺麗に清掃されており、綺麗なランタン?がいくつも飾られている。

 食堂?この雰囲気、違うだろ!

 そして見えてくる看板。


「ミッシェル?」


 看板にカタカナで表示してある。

 そしてその上に小さな文字。


「しう?くい?じゃないな?」


 自慢じゃないが俺は英語が苦手だ。


「これなんて読むんだ?」


 緑もそうである。


「きゅいしいね?ふぁんかいせ?」


 本多さんもアウトだろう。


 誰も読めない。そもそもこれは英語か?


「cuisine française」


 滑らかな発音。

 ネイティブ!?

 皆が松田さんを驚異の目で見る。


「まっださん、いまなっんつったの?広宮島弁?」


 なぜかなまる緑。


「cuisine française、フランス料理ミッシェル……食堂?ここフレンチよ!?」


「「「「「「「「「はぁ!?」」」」」」」」」


 さてどうする、国立肥後六花高校の学生さん!

 フランス料理ってなんだ!?


次回 第四五話 日常 お家ご飯 です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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