第三九話 非日常 異変
今晩は。
投稿です。
「助かった?大袈裟だよぉ」
とかいいながら、頬を染め何だか嬉しそうな鈴木さん。
「いや、ホント助かったよ、歌声も綺麗で素直に響いたよ」
(おい、ばか!誉めすぎだ!)
緑が囁く。
いや、誉めすぎというか素直な感想なんだが。
「え!?……なに?狙っているのは瑞紀でしょう?私も狙っているの?」
「え゛!?」
何でそうなる!?
……え?こういう時、なんて答えたらいいんだ?
違うと全力否定していいのか?
……いや、それは、いけない気がする。
でも肯定は出来ないぞ?
ううっ、女の子ってむずかしいよ!
どうしたらいいのだ?こんな時!
「鈴木さん、その辺にしておこうよ、班長、固まっているよ」
「……まぁ陽野くんがそう言うのなら……」
陽野はニッコリして話し始めた。
「走るのも速い、歌も上手し、手先が器用で手旗も作る!技術の鈴木とか言われて、スラリと姿勢もいい」
「……なに?誉めすぎよ!」
「ふふっ、鈴木さん、アイドル目指してるの?」
「……陽野くん、絶対からかっているでしょうっ!もうっ!」
そう、俺は皆と平然と話している。
緑やオトネ、光に陽野、本多さんや鈴木さん……。
話しているが、みんな、気が付いているか?
お前ら、時々眼が銀色に光っているぞ!
ギラリ、と満月のように銀に輝く眼。
何があった?
そこに駆け寄る白鳥さん。
「みんなは怪我とかしてない?」
それぞれのゼスチャーで無事を表現するメンバー。
「大丈夫よ」
「ああ、怖かったよなぁ、でも怪我はしていないぜ」
「……心配なか……」
「問題ない」
「平気よ!」
そして俺を見る白鳥さん。
「大丈夫よね?」
「ああ、怪我はしていないよ」
「よかった!」
その白鳥さんの眼が、ギラリと銀色に輝く。
なんだ、この現象は?
……俺の目も、光っているのだろうか?
次回 第四〇話 日常 AIとの対話 です。
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