第六一話 その身に宿す
今晩は。
投稿です。
「修行とか言うばってん、教えた先生はお友達の術と言っとったばい」
?
友達とは。
ここでオトネがニヤついた。
なんだ?
「ほ、見なっせ!そこん窓から!」
?
巨大な魔物が田畑を踏みにじり、侵入してきた!
弓で応戦する街の人々!
「おっ達があの大鬼、大魔ば倒してくるけん」
え?デカいよ?3体もいるよ?
手に持っている棍棒か?何かの固まりか?あんなん振り回されたら一撃で終わりだよ?
「白鳥さんはトリば見ときなっせ、あわてち出てくるかもしれん」
「え?私も……」
「まぁまぁここは任せなさい」
そう言ったのは高齢の満岡である。
「ふふっ、私達でも戦えるところを見て欲しいわ、ね?」
ドアを開け、外に向って歩き出す鈴木さん。
え?大丈夫なの!?
「俺、格ゲーが好きだったんだよなぁ、あと狩りも」
ああ、確か満岡は電脳世界では有名だって、オトネに聞いたことがある。
「なぁトリ、俺は目覚めてから思う存分暴れてきた」
「そうなの?」
「ああ、ホントは……帰りたかった」
「!」
「だけどよぉ、お前やダチのオトネ、白鳥さんを置いて帰るのはイヤというか、できなかった」
「……すまん」
「いや、これはこれでよかったと思うぞ……鈴木さんと結婚もできたし!さて、友よ来てくれるか」
友?
満岡がそう言った瞬間、室内の温度が上昇した。
え?暖かい?いやこれは……暑い!?
満岡の曲がった背中がグン!と延び、皺だらけの指から皺やシミが消え始める!
「え?若返り!?」
俺の問に答えたのは白鳥さんだ。
「憑依現象よ」
コケェ!?
はぁ!?
え?幽霊に取憑かれたの!?
次回サブタイトルは未定です。
毎回ご愛読ありがとうございます。




