第六十話 巨大な魔物
今晩は。
投稿です。
……それでも目指されるのだろう?故郷を……
「はい。気持ちは変わりません」
……ならば尚更術を憶えぬといかぬな……
「はい……ん?」
直感!
やな予感だ!禍々しい!?
ズウウウウウウウウンッ。
大地が揺れた。
「!?」
「地震か!?」
騒ぎ出すオトネ達。
……大魔の襲来か……
「大魔?ですか?」
……そうさな身の丈六丈、18m程の巨大な鬼の魔物じゃ……
「ええええっ!?」
外が騒がしい、叫び声、足音、金属音、色んな音が聞こえてくる。
……3体か、さすがにこれでは結界が破られる……
俺はベッドから降りようと身を……え?パンツはどこ?
どうやら俺はマッパらしい。
ナゼか白鳥さんに目が行く。
「……これ、下着。洗ってあるわ」
「……ありがとう」
ベッド横のタンスらしきモノから下着を取り出す白鳥さん。
さて怖くて聞けないぞ。
脱がせたのは誰だ?
そして俺の全身に……ツルツルの全身に薬を塗ったのは誰だ?
「トリは見ときなっせ、大魔はおっどんと街んもんで倒す」
「しかし」
「トリは一回休みたい、まぁおっどんの戦いば見ときなっせ、おっどんも少しばってん修行ばしたとよ」
「え?」
「鳥庭くんが寝ている時にね」
ああ、なんか俺、寝てばかりだ。
「さて、いくばい、皆の衆」
ビキビキッ、とオトネの身体が音を立て膨れ上がる。
いや、皆の衆といっても他は白鳥さんとご老人二人、小さなフェアリーなんですけど?
びしびし。
床を叩く音が聞こえる。
「あ、アンキロちゃんも修行したの?」
「アンキロ!アンキロ!」
おそらくベッドの下にいるのだろう。
アンキロちゃんの元気な声が下から響いてきた。
次回サブタイトルは 第六一話 その身に宿す の予定です。
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