第五四話 問答
連続投稿です。
……大地を踏んではいけないのだ……
「え?」
……大地は恵みの固まり、母なる大地と言うではないか、お前は母をその足で踏むのか?……
ミッチー?何が言いたいのだ?
歩けないのでは?
……大地は雨が降れば川を作り、池を湖を作る……
「ふんふん」
……海を包み込み、山々には木々を、沢山の食べ物を作り出す。それはイモやニンジン、カボチャになす、米に麦、リンゴにブドウ、みな大地の子だ……
「畑や田んぼ?」
……食べ物だけではない、地震という力を抑えているのも大地だ、大地は偉大だ、お前はその大地を踏むのか?無礼であろう……
え?大地が揺れるから地震なのでは?
大地と地震は別?
「……確かに……そうなの……かな?」
では、どうすれば?
俺は言葉に出した。
「ではどうすれば?」
……押すのじゃ……
「え?」
押す?大地を!?
……大地は踏むのではない、押すのじゃ、押して推して歩くのじゃ……
「押して押して?」
……違う、押して推して歩くのじゃ……
押して推して歩く?
……お前達が大地を押すと、大地も作用反作用で押し返す、更にお前達が推せば大地も推してくれるのだ!決して踏んではならん!呪術の世界では当り前のことなのだがな……
なんか怖くないか?
「そうすると、どうなるのです?」
……大地の力が押した者に押し返され、流れ込む……
「大地の力が流れ込むのですか?」
……そうじゃ、更に推せば大地はお前を推す……
「大地を推すとは?」
……大地を大事にすることじゃ、ポイ捨てなどすると一発で大地に嫌われる……
次回サブタイトルは未定です。
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