第四五話 殿は任されよ 頼もしい武者二人
今晩は。
投稿です。
「……鳥庭くん、体温が高い……発熱してるね?もうっ!無理してっ!」
それはお互い様なのでは?
「!?」
何か近づいてくる?
凄い力の持ち主だ!
それも二つ!
俺達を追ってくるゴブリンや大鬼どものさらに後方からだ!
もしかして、矢が当たって、なにやら封印でも解いたのか?
「トリッ!なんかくるばいっ!」
「アンキロ!アンキロッ!」
二つの力は、軽々とゴブリンどもを蹴散らし、白鳥さんの左右につく。
ヤバイ、挟まれたか!?
それは銀色の光る球に見えた。
大きさは2mくらいだろうか?
ん?
……ほれ、敵大将を討った矢だ……
……これは返し矢になる……
ギラギラと輝いている矢。
……御神気が強すぎる、我の体が保たぬ……
そっと矢を受け取る白鳥さん。
「!?」
ジュッ、と音を立てる矢。
どうやら白鳥さんの手を焼いたようである。
白鳥さんは素早く背中の矢筒に矢を押し込む!
なんだこの矢は?ごしんき?とは?
その二つの力の固まりは、輝いていてよく容姿がわからない。
右の力は獣人だろうか?頭部に鹿の角のような立派な角がある?
異様に長い槍を持つ屈強な武人である。多分。
左の力も凄まじく、こちらも槍を持っているように見える。
……奥方に抱かれて撤退とはこれいかに……
……まぁそう言いなさるな、ここは奥方を誉めるところですぞ……
え?奥方!?
「え?奥……って……奥さん!?」
段々と赤くなる白鳥さん。
……ふふっ、外妖相手に殿、勇みますなぁ……
……おお、しかし……チッ……
え?舌打ちした!?
……あの香衣殿を先にお仲間とは癪である……
……我らが殿は第六天魔王と対峙、本来なら花の都の……
何を言っているのだ?
次回サブタイトルは 第四六話 テンション上がる白鳥さん の予定です。
毎回ご愛読ありがとうございます。




