第四三話 外の世界
今晩は。
投稿です。
な……なんだ……これ!?
弦は震え続ける。
その振動は周囲を圧倒し続けた!
「……さ、さすが約束の弓……アイ……退散じゃ……」
「……じゃ……」
「くっ……ゆ、勇者殿……こ、これ程とは……者共……下がれ……」
次々に消えていく武士達!
え?なんで?
みんな!大丈夫なの!?
そして崩れていくゴブリン、大鬼達!
「え?」
バキバキとゴブリンや大鬼達の体にヒビが走り、砕けていく!
まるであの時の俺達のように!
俺達は音に押し潰されている感じなのだが、ゴブリン達は違うようだ。
白鳥さんもオトネも、ミンミンさんも、なんとアンキロちゃんまで座り込んでいる!
弦の震えが止まると、そこには白い鬼だけが残っていた。
……グウオオオオオオオッ!……
動けるのは俺とアイツだけ。
俺は勇み、鳴り止まぬ矢を手にする。
振える矢は薄らと光っている?
白鬼は走り出し、丸太のような金棒を振り下ろしてくる!
恐怖で怖がっている俺と冷静沈着な俺。
そこには二人の俺がいた。
冷静な俺は焦ることなく、静かに弓と矢を合わせた。
弓と矢、合わさった瞬間!
意識が飛んだ!
無意識に放たれる矢!
鳴る矢と弦の振動、その効果は凄まじく!
気づいた時には白鬼は矢の衝撃で消し飛んでいた。
多分。
いや、どこにもいないし。
金棒が砕けている?
なんだ?この弓矢は!?
人が使っていい武器なのか?
オーバーキル?
勝って生き残りはしたけど。
ん?矢は飛び続けている?
パアアン!
あ、なんか当たったぞ!?
ガラガラッ。
そして何かが壊れる音?
何に当たったんだ!?
周りは元のメンバープラス板東国からの応援の者達。
イヤな予感だ。
「この場を去る!大急ぎでだ!みんなっ!逃げるぞ!」
俺は倒れている白鳥さんの手を取った。
「と、鳥庭くん?」
問答無用でお姫様抱っこである!
「アンキロちゃん!鈴木さんと満岡を!」
……じいちゃん!……
「応援感謝!速く板東国へ退避しろ!門王さまの加護、結界内へ急げ!」
……は、はいっ!……
「俺達は球磨本へ向う!」
……え?……
「向わなければいけない、決っていることだ!」
コケェー?
なぜ俺がそう言ったのか、俺にも分からない。
俺達が囮になって、こいつらをまず門王さまのところへ、板東国へ逃がさなければ!
なんだ?結界外ってこんなにヤバいのか?
球磨本、無事に辿り着けるのか!?
次回サブタイトルは未定です。
投稿も未定です。




