↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破滅世界の俺、エルフ。(2025.12)  作者: MAYAKO
第二章 西への旅

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

118/146

第四二話 鳴る弓     

今晩は。

投稿です。

ちょっと遅れました。


「あとは!くちとりゆみのくろ、じゃな!」

「じゃな!」


「……鳴弦の儀のことか?」


「おお、なんかそんな感じだったぞ!」


「だったぞ!」


 香衣の虎さまは何を怒っているのだろうか?

 漢字が正しく読めないこと?

 でも輝さま、意味はしっかり分かっているような?


 ちなみに俺は、二人がなんの話しをしているのか、まったく分からん!

 この世界にタブがあればいいのだが。

 AIもないし、どうやって言葉の意味を調べればいいのだ?

 オトネに聞くか?

 多分、この中で何も知らないのは俺だけでは?


「よいか、英雄殿!心を込めて弓を鳴らすのじゃ!」

「じゃ!」


「え?」


 鳴らしてどうするのだろう?どうなるの?

 よく分からんが、とにかく言われたとおりにしてみるか!

 俺は授かった約束の弓を手にした。


「!?」


 ふわっ!と大きくなる弓!


「え?デカくなった!?」


 デカくなった弓をじっと見る。


 思い出すのはミドリだ。

 自称へっぽこベーシスト。いやいや全然ヘタではなかったよ、ミドリ!

 もう会えない友人。

 あ、なんかハラ立ってきた!

 いや、悲しいのか?


 あいつのベース、どうなったのだろう?バイトしてやっと買ったお気に入りのベース。

 新しいのが欲しいとか言いながら、大事にしていた最初のベース。

 ピックより指弾きの方が好きとか言っていたなぁ。

 そう、放課後、視聴覚室でちょっと教えてもらった。


「……ミドリ、球磨本へ帰ろうぜ、すまん俺が待たせすぎた……」


 俺がそう呟くと、白鳥さんと目が合った。

 もしかして聞こえた?


 無意識に手が動き、弓の弦に指が掛る。

 そして、指にスッ、と力が入りフッ、と抜ける。

 

 ビュンッ!


 思いの外、綺麗な、風を包み込むような音が出た。

 風を斬るではない、風を掴むような不思議な音だ。


 その音は響き渡り、とんでもない現象が起きた!


「ぐえっ!」


 押し潰される俺。

 そう、その音?波動?振動?が広がり、全てを押し潰していく!


 2頭身ムカデも武士もケンタウロスの戦士もゴブリンも大鬼も、敵味方関係なく倒れていく!

 その戦場に立っている者は一人もいない!

 音を出した俺も、敵も味方も全て大地に平伏した!


 なんだ?この弓は!?


次回サブタイトルは 第四三話 外の世界 の予定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。