第二九話 約束
今晩は。
投稿です。
「では困った時には遠慮なく呼ばせていただきます」
「おう、呼ばれよ!」
「れよ!」
「ふふ、待たせるでないぞ!」
「で、皆様」
俺は周囲の戦士達を見回す。
「なんだ英雄殿?」
「どの?」
「どうかされたか?勇者殿?」
「あの、皆様の領地というか故郷は大丈夫なのでしょうか?」
「ふははっ!だいじない!」
「ない!」
「心配ご無用じゃ!」
俺は門王さまをチラ見する。
「東の方は安定しておる」
「そうなのですか?」
東の方?
気になる言い方だな?
では西の方は?と聞きたくなる。
「ふむ、お前の影響もある」
え?コケェ!?
俺ってそんなに大物!?違うでしょう?
「わしとお前が、外妖の親玉を追い払った影響じゃ」
「東には独眼竜や鞍馬の若さまが民を守って奮闘しておられる」
「おられる」
「それに、なまはげの鬼一族も勇敢じゃ、わしらも負けておれん!ではさらばじゃ!次は戦場であおうぞ!約束じゃぞ!」
そう言って消えていく無数のケンタウロス群。
「ではアイ、我々も戻るか」
「はい」
「勇者どの、門王さま、姫さま、ごきげんよう!」
「よう!」
「おお、そうじゃ!勇者殿!」
「どの!」
「なんです?輝さま?」
「この国には八百万の英雄豪傑精霊が集っている!」
「いる!」
「え?」
「簡単には負けぬ、倒されてもさらに強くなって起き上がる!勇者殿!さらに強くなった貴殿とトモに戦える日々を楽しみにしているぞ!」
小さな超戦士達はフッ、と次々に消えていく。
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