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破滅世界の俺、エルフ。(2025.12)  作者: MAYAKO
第二章 西への旅

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第二八話 SR輝ちゃん     

今晩は。

ちょっと遅れまいした。


 ……!?……


 吸い込まれるように大地に座り込む、香衣の虎殿と二人の女の子。

 あ、よく見ると眷属達もみんな座り込んでいるぞ?


「……アンキロ、アンキロ!」


「龍殿がお怒りじゃ、仲良くいたせ!」


 そう言ったのは滝夜叉姫さまだ。

 え?アンキロちゃんって凄いの?


 ……ははっ……


 そう言って、アンキロちゃんに頭を垂れる皆。

 ケンタウロスも、武者姿のコビトさん達もみんなしょぼん、としている。


(おい、オトネ?アンキロちゃんって凄いのか?)

(おっは知らん、知らんばってん強かごたる)


「英雄殿、いや勇者殿というべきかな?」


「そんなたいした者じゃないですよ、俺は」


 話し掛けてきたのは香衣の虎さんだ。

 でけぇ!歩く姿が凄い!筋肉が蠢き、獰猛さが滲み出ている!


「わしを召喚する時は、SR香衣の虎で頼む、見ての通り機動力に富み、広い場所で実力を発揮する。籠城戦にはあまり向かぬ、向かぬが呼べばそれなりの戦果は上げようぞ」


「呼んでいいんですか?」


「ふははははっ、お主、どれだけの者達を救ったと思っておる?お主が門王さまを呼んだお陰で今があるのだぞ」


「え?」


 コケェ!?

 え?自覚ありません。


「くっ先を越された!おい、どら猫!ワシらが先に来たのだぞ!順番を守れ!」

「守れ!」


「グズグズしてるからだ、お前と話すといつも喧嘩になる!龍さまに怒られたではないか!」


「輝虎どの、反省せぬとまた怒られますぞ」


「くっ、門王さままで!」

「まで!」


(輝虎?)


(武将は名前ばいっぴゃ持っとるとよ、多分その内の一つばい)


「では英雄殿、我を呼ぶときはSR輝(てる)ちゃん、と呼ぶがよい」

「よい」


「え?て、輝ちゃんですか?」


「なんぞ問題でもあるか?」


「あるか?」


 いや、緊張感といか、バトルでそれを叫ぶのはいかがなモノかと。


「見ての通り、我らはスピード重視で集団戦を好む。場所は選ばん、どこへでも呼べ」


「呼んでいいのですか?」


「ああ、遠慮はいらぬぞ」

「いらぬぞ」


「我は関東管領、関東のお世話係じゃ、そして門王さまは板東国の王、少なからぬご縁がある」

「ある」


 時代がかなり違うのでは?

 いや、でも土地は同じ土地か?

 精霊が根ざす大地。


「そのご縁で、一緒に外妖を叩き潰そうと思ってな、ここまで来たまで」

「まで」


「……では香衣の虎殿は?」


「あ……どら猫!お前は関係ないであろう!なぜここにいる!?」

「いる!?」


「ふははっ、我らも外妖討伐に合力しようと思ってな……」


「思って?……あっ!?さては我らの後を付けてきたなっ!」

「来たな!」


「ふふっ、その通り、勇者殿、必ず呼んでくだされよ?我らは暴れたりぬ!迫り来る外妖相手に大暴れ!これぞ生きがいというものよ!」


 あ、もしかしてバトルマニア?

 戦い好きの精霊さまか?


次回サブタイトルは未定です。

投稿も未定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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