第二七話 香衣の虎
今晩は。
投稿です。
ヒュン!
風が唸った!
((それは言ってはならぬ!))
首元には刃物が当てられていた。
(ひゃい)
((よい返事じゃ、以後注意するように))
この二人、とんでもない精霊さまだ!
「英雄殿に刃を向けるとは、なんとも野蛮な女どもよ」
え?後から声が?
振り向くと、とんでもない光景が目に飛び込んできた。
見渡す限り、数百?いや数千の武装ケンタウロスが!
「え?いつの間に!?」
そしてその中から、一頭、いや一匹と数えるべきか?それとも一人?
上半身は人なのだが、下半身が馬ではなく虎の人物がのっしのっしと歩いてくる。
「これは香衣の虎どのか」
「門王さま、ご機嫌麗しく……おお、滝さまも相変わらず美しい」
「ごら、ネコ、同じ女でありながら、我らとだいぶ扱いが違うようだが?」
「ようだが?」
「ああ?何か言ったか?ちびっこ?漢字の書き取りちゃんとしているか?」
「ああああああああっ!ちびって言った!ゆるせんっ!このどら猫!」
「せんっ!どらヌッコ!」
「ネコではないっ!虎じゃ!」
この虎と美さま、仲悪い?
「虎は我が美沙門天さまの化身!お主はネコじゃ!」
「ヌッコじゃ!」
「どこがネコだ?よく見ろ!よく見ないからお前は書き間違いが多いんだよ!」
「きーっ!うるさいっ!塩送ってやらんぞ!」
「やらんぞ!」
「虎は塩分控えめなんでね!」
「後の馬どもは違うであろう!」
「くっ」
ベンベン!
アンキロちゃんが大地を叩く。
すると一瞬、ぐらり、と大地が揺れた!
次回サブタイトルは未定です。
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