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破滅世界の俺、エルフ。(2025.12)  作者: MAYAKO
第二章 西への旅

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第二四話 さすがに人前では……しかし!     

今晩は。

投稿です。


 パチ。


 焦点が合った。

 時間はさほど進んでいないようだ。


「トリくん、何か見た?ビジョン?」


 さすがに鋭い白鳥さん。

 しかしトイレ友達とは?

 そう言えば学校でよく女子達、集団でトイレに行っていたような?


「見た、でも不思議な光景だった。覚えがないんだ」


「?」


 自然と俺達二人の視線は、門王さまに向った。


「「何かしました?しましたよね?」」


 綺麗にハモる俺と白鳥さん。


「さて?」


 とぼける門王さま。


「……そ、それでどうするのじゃ?再び抱擁か?それともせ、せ、せ、せっ……くっ、何を言わせるのじゃ!この無礼者!」


 いやいや、滝夜叉姫さま!そこで止めないでください!言葉の切りようではトンデモない誤解を招きます!


「ん?」


 いつの間にか集まっている妖精、人族達。


「……おい、畑仕事はどうした?鉄の回収は?」


 怒鳴る俺。


「「「「「「「「「「「「「「「「さて?」」」」」」」」」」」」」」」


 おとぼけの皆さん。

 さて?じゃないだろおおおっ!


「あっ!?」


「どうしたの?トリくん?」


 集まった者達が、映像を送ってきた!?

 次々に脳内で開く映像の数々!


 それは毎日花を添える白鳥さんの映像だ!

 泣いている姿もある!


 え?この人達、ストーカー!?

 隠し撮り!?

 記憶の一部を送っているのか?


 あ、誰かが俺のサヤエンドウの横に座って、何か話し掛けている!


 それは二年間の記録映像だ。


 あ、オトネのヤツが蹴ってる!

 音声はないが、早く起きろと口が動いている!

 なんだ?子供達が集まってお祈りしているぞ!?


 俺は……どんな存在なのだ?

 ああ、憧れであり、その昔ラスボスに挑んだ英雄か。

 自覚ないけど。


(伝説の英雄だ……)


 誰だ!?


(立振舞い、子供達の夢を壊すなよ?)


 イヤだね。


(なんと!イヤだと!?)


 俺は俺だ、子どもや周りに合わせるつもりはない。


(……ほう)


 早々にここを立ち去るよ。

 ボロが出る前にね。


 俺は黙って白鳥さんを抱き寄せた。


「!」


 固まる白鳥さん。


「ち、ちちうええええっ!?ついに、ついに本懐を遂げるようですっううう!」

「なんと!」


 ギャラリーうるさいっ!

 この目の前の女性は、もの凄い悲しい思いや心配を……俺は白鳥さんを安心させたかった。


 周りの者など知ったことか!


 ああ、そうさ、俺は白鳥さんが大好きなんだ!

 エルフの記憶も、思い出せない出来事も、悩んだりしない!


 俺は俺だ!今を生きているんだ!


 俺は強引に白鳥さんの唇を!


「かぷ」


「いでええええええええええっ!?」


「アンキロ、アンキロ」


 一世一代の決意は、俺の足に噛みついたアンキロちゃんによって阻止された。


次回サブタイトルは未定です。

投稿も怪しいデス。

しばしお待ちを。

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