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愛しい子(最終話 美香視点)


 私が妊娠したことを伝えるとみんながおめでとうって言ってくれた。翠さんたちは困ったことがあったらいつでも連絡してねって言ってくれた。琉依さんは今まで以上にとっても優しくてお昼休みにも電話してくれて大丈夫?って心配してくれる。休みの日はいてくれるから大丈夫だけど平日は優菜が休みじゃないと心配だって仕事が手につかないって言うからそれは大変だって思った。私はこまめにメールして今どんな感じだって連絡してる。琉依さんはずっと携帯を見れるわけじゃないから私からたくさん今お昼ご飯を食べたわよとか気持ち悪くてベッドで眠るねとかありのまま連絡してる。琉依さんがそうしてって言うから。

 悪阻は初めて病院に行った時くらい酷い時もあるけどそうでもない時もある。調子が良い時は翠さんたちと電話してなんでもないことをお話ししたり普通に家事をしている。

 そして安定期に入った1月に優菜と浩一さんが結婚式をした。優菜の花嫁さん姿とっても綺麗だった。

 2月になってからは少し前にそうしようって決めていたように実家に帰った。お店があるけどお母さんか真奈美さんが様子を見てくれてご飯を作って一緒に食べてくれたりしてる。土日には琉依さんが来てくれて平日はそれまでと同じようにお仕事の休み時間に電話したり夜も電話してる。今日も琉依さんから電話がかかってきてお話しする。


「琉依さん、名前決まったー?」

『ううん、決まらないよ』

「可愛い名前にしてねー」

『赤ちゃんは男の子だよ』

「あーそっかー。可愛いからつい。じゃあかっこよくて可愛い名前にしてね」

『んー難しいなー』


 赤ちゃんの性別は男の子。琉依さんはこの子の名前を考えてくれてるんだけどなかなか決まらないみたい。


「お義母さんはとっても優秀な子になるって言ってくれたのよねー。楽しみね」


 琉依さんはお義母さんに予言みたいなことを言われたって教えてくれた。とってもたくさんの人に愛されるとっても優秀な子になるって。それを聞いたのは私の成人式のあとだった。もし男の子だったらお義母さんの予言が当たるかもしれないわねって話していたら男の子だってわかったからお義母さんの予言通りたくさんの人に愛される優秀な子になるわねって話した。


『そうだね。だからなんとなくイメージはあるんだけどいまひとつなんだよね。たくさんの人に愛される美香みたいな子にっていうのは昔から思ってたから人っていう漢字はつけたいなって思ったり』

「わー素敵ね。人……優菜の優に人で優人にしてみたら?」

『良い名前だけどなんで優菜から取るの。僕と美香の子なのに』

「あ、そっかー。じゃあ琉人?依人?私のからで美……人……美人さんになるわね」

『ふふ、そうだね』

「赤ちゃーんお名前何が良い?美人さんが良いー?あ、動いた!!」


 お腹の赤ちゃんに聞いてみるとお腹を蹴った。


『本当?』

「本当よー!!美人さんが良いのかしらー?あ、ずっと動いてるわー」

『それ嫌なんじゃない?』

「えーそうかしらー。そうなのー?」


 赤ちゃんは1回蹴って静かになる。


「んー嫌だったのかしら。美人さんになると思うから美人さんって名前にしたら良いと思うけど……あ、また蹴った……止まった……」

『美人くんにするのはやめた方が良いかもね。他の名前にするよ』

「赤ちゃん、美人さんはやめるってー。あ、ぐるぐる動いてる感じがする」

『可愛いね』

「ねー可愛いー」

『早く週末にならないかな……』

「赤ちゃんも琉依さん来てほしいってー」

『うん、待っててね』

「じゃあねー」


 そう言って電話を切る。琉依さんとメールや電話してると嬉しいけど終わっちゃうと寂しい。メールや電話をしてない時も寂しいけど声を聞いてからだと余計に寂しくなっちゃう。私も早く週末になってほしいな。そしたら眠る時までずっとそばにいてお話しできるのに。そう思ってるとぐるぐるって赤ちゃんが動く。いつも私が寂しい気持ちになってるとこの子が動いてくれる。僕がいるから元気だしてって言ってくれてるみたい。琉依さんがお腹を触ると最初は動かなくなってたんだけど琉依さんが悲しそうで私も悲しくなっちゃって琉依さんにも動いてるとこ感じてほしいなって言ったら動いてくれた。この子はとっても優しい子。すごく良い子で可愛い。早く会いたいな。





 そして4月11日、今日もお母さんたちがいてくれるけど琉依さんに会えないのが寂しいと思いながらお母さんに教えてもらった赤ちゃんグッズを手作りする。


「ねえ、赤ちゃんも琉依さんがいないと寂しいわよねー早く会いたいね」


 おうちでは琉依さんが好きなクラシックの音楽を流してる。赤ちゃんにも良いんだって。赤ちゃんってクラシックが好きなんだなーってすごいなって思う。アパートでも聞いていた琉依さんの持ってるCDを聞いて赤ちゃんが動いてるからこの子も好きみたい。


「あ、この曲は琉依さんが特に好きな曲なのよー。琉依さん……琉依さんに会いたいねー」


 実家に来てから今までよりもっと涙もろくなっちゃった。寂しいなって思ったら涙が溢れてきちゃう。

 その時お腹が痛くなって悪阻が酷い時よりもっと痛くなってテーブルに置いてる鈴でお母さんに知らせる。すぐにお母さんが来てくれて生まれるかも知れないって言われてそうなの?まだ予定日じゃないのにってって言いながら病院に行く。

 そして数時間後、赤ちゃんが生まれた。予定日はまだ先だけど正常の期間で元気な赤ちゃんだって看護師さんに言われた。


「可愛い……」


 赤ちゃんだ、私と琉依さんの赤ちゃん、やっと会えた。赤ちゃんは琉依さんに似てとても綺麗で可愛い赤ちゃん。すぐに琉依さんが小林さんと病院に来てくれた。琉依さんは陣痛が始まったって電話で聞いたとたんにあわあわしちゃって大変だったから小林さんが付き添ってくれたんだって。


「美香……赤ちゃんが……」

「琉依さん泣いてるー」


 琉依さんはすごく泣きながらそばに来てくれた。


「可愛い……」

「ね、可愛いわね」

「ありがとう美香」

「うん!!」

「可愛いね」

「可愛いわねー」


 琉依さんは可愛いって何度も言ってくれる。


「あのね、琉依さんに会えなくて寂しいねってお話ししてたの」

「そっか、美香が寂しいから早く生まれて慰めようとしてくれたのかもね」

「わーそうなのねー!!優しい子ねー!!」


 付き添ってくれたお母さんもあとから来てくれたお義母さんもお義父さんも可愛いねって言ってくれる。お義母さんは琉依さんの赤ちゃんの時とそっくりだって言う。


「琉依さん、抱っこしてみてー」

「うん」


 琉依さんがゆっくり抱き上げる。


「わー琉依さん上手ねー」

「優菜抱っこしてたものね」

「うん……可愛い……あ、見たよ」

「本当だー。琉依さんが来た時もこうやってうっすら目を開いてたけど」

「え、そうだった?」

「琉依さん来てすぐ泣いちゃうから」

「僕と目が合ったよ。琉依より先」


 小林さんが嬉しそうに言う。


「琉依も修平もこの子はまだほとんど見えてないわよ」

「見えてなくても琉依より先に目が合ったよ」

「何張り合ってるのよー」

「あー優菜浩一さん見てー可愛い」


 優菜と浩一さんも来て抱っこしてもらう。優菜が先に抱っこする。


「可愛いー。けど生意気そうね」

「えー優菜!!そんなことないわよー!!」

「おばさんじゃなくて優菜さんって呼ぶのよー」

「優菜ちゃん、叔母だからおばさんでしょ」

「もー煩い小林さん」

「なんで怒られるんだろう」

「じゃあ浩一さんもー」

「あ、僕はちょっと……」

「むー……浩一さんこの子が可愛くないのー?」

「じゃなくて怖がっちゃうし」

「大丈夫よ。さっき康介が抱っこしても怖がってなかったもの」

「そんな馬鹿な。なんでパパを見て怖がらないのよ」

「だってお義父さん笑ってたものねー。ね、お義父さん」

「ああ」

「えー嘘だー」

「本当よ。だって康介笑う練習したもの。はっきり誰にでもわかるくらいにね」

「えーありえなーい」

「優菜ーお義父さん優しく笑うからこの子も手を動かして喜んでたのよ」

「おかしな子ね」

「むーそんなことないわよ。ね、だから浩一さんも抱っこしてー」


 そう言うと恐る恐る浩一さんが抱っこする。


「軽い……」

「でしょーちっちゃくて可愛いわねー」

「あ、お父さん着いたって」

「お母さん本当ー?」


 少しして今日はずっと配達に行ってたお父さんが来てくれた。お父さんもそっと抱き上げてくれる。


「可愛いね」

「琉依くんにそっくり」

「本当だ。美香みたいにおっちょこちょいの馬鹿になっちゃ駄目だよー」

「むー!!お父さんの意地悪!!」


 それから小林さんが写真を撮ってくれた。


「名前決めたよ」

「わー琉依さんなにー?」


 赤ちゃんを抱っこしていた琉依さんが言ってくれる。


「この子の名前は隼人だよ」

「はやとー!!どんな字ー?」

「はやぶさに人って書いて隼人。たくさんの人に愛される子でどんな困難にも立ち向かっていける強い子になってほしくて」

「素敵ね!!隼人ーあなたの名前よー隼人ー」


 琉依さんに抱かれた赤ちゃん、隼人にそう言うと笑ってくれた。


「隼人気に入ったってー」

「良かった。美人さんじゃ怒ってたかもね」


 琉依さんがそう言うと隼人は泣き出しちゃった。


「ど、どうしよう、ごめんね、美人さんはやっぱり嫌だったんだよ」

「よしよし、あなたは美人さんだけど名前は隼人よー隼人ー」


 私と琉依さんで慰めてたら今度は眠っちゃった。


「可愛いわねー」

「うん、可愛いね」


 琉依さんとそう言い合う。


「隼人、佐々木隼人、良い名前ね」

「ええ、素敵。かっこいいわね」


 お義母さんとお母さんが言ってみんなも良い名前だって言ってくれる。私はすやすや眠ってる隼人に向かって言う。


「隼人ー生まれてきてくれてありがとー。大好きよー」

「隼人、僕と美香の元に生まれてきてくれてありがとう。どんな時もお母さんとお父さんが見守ってるからね」









 退院してからおうちに来てくれた昇さんたちも隼人が可愛いってたくさん言ってくれた。村岡さんは琉依さんに似てるのに可愛いって言ってくれたし竜二さんも隼人を見て天使だって言ってくれた。2人とも小さい子は苦手だって言ってたのに隼人に夢中になってくれた。翠さんたちも琉依さんに似てるのにって言いながら可愛いって言ってくれた。



 こうして私たちの中心は隼人になった。隼人は成長するにつれてますます琉依さんをそのまま小さくしたみたいな子になった。寝返りをするのもハイハイするのもお喋りするのも私が短大で勉強していたよりも早くて本当に優秀な子。

 隼人が生まれて1年後の7月に優菜と浩一さんの子供が生まれた。名前は若菜。優菜に見た目もお転婆なところもそっくりな可愛い女の子。私の妊娠中を見ていて心配になった浩一さんが優菜に仕事を辞めたらどうかと相談したら優菜はすんなり仕事を辞めることを決めた。両立するんじゃなかったのって聞いたら大好きな旦那さんがそうしてほしいって言ってるのに我を通すことないって。それも浩一さんが旦那さんだからこそ思えたことだって言った。だから隼人を妊娠してからも生まれてからも控えていたパーティーに行く時赤ちゃんの間は隼人をつれていくのは大変だろうってことになって隼人のことは優菜が見てくれるようになった。

 隼人と若菜は従兄弟だけど兄妹のようにいつも喧嘩して毎日賑やかに過ごした。隼人が幼稚園の年長さんの年に優菜と浩一さんの家の隣に結城彩華さんと一輝さんが引っ越してきてその2人には昴くんっていう若菜と同い年の男の子がいた。すっかり意気投合した私たちは家族同然になった。周りからは不思議に思われちゃうんだけど、正式に手続きをしたりする時以外は私たちは9人家族だというようになった。年上の彩華さんはとっても頼りになるお姉さんで一輝さんは私を男の子にした感じってみんな言ってる。彩華さんに言われて頻繁に出入りして集まるけど基本的にはそれぞれのおうちで過ごすようになった。子供たちは幼馴染みであり家族でもあるけど昴と若菜はお互い好き同士、昴と隼人は親友になった。



 隼人は琉依さんにそっくりだけど、ちょっとお馬鹿な私とも苦手なことがたくさんある琉依さんとも違ってお勉強もスポーツもなんでもよくできる子になった。でも優秀な一方で興味を持てるものがなくなっていった。なんでもできてしまうからつまらなくなってしまったみたい。物事にもだし自分自身のことにも興味がなくなった。それにお勉強以外のことをよく忘れてしまうようになってしまった。ある日事件が起こった。小学生の時家族全員でお買い物に行った時に隼人が自分から誘拐されて自分で係員さんに誘拐犯を現行犯逮捕してくれるように言ったそう。初めて琉依さんが隼人に怒ったのに隼人は誘拐犯だと思って捕まえようとしただけなのにどうして怒られるのかわからなかった。琉依さんに嫌いって、浩一さんが良いと言ってその夜は優菜のおうちに泊まった隼人は一晩経ったらどうして優菜のおうちに泊まったのかも昨日なにがあったのかも忘れてしまっていた。私たちは隼人をお医者さんに見せてみたり調べてみたりしたけどなにか問題があるわけじゃないということだけがわかった。



 隼人は昴とよく遊ぶし若菜と喧嘩する時は子供らしく喧嘩しているし小学校に入って先生に勧められて入ったバスケットボールはやめることなく続けているし興味を持てないのも忘れやすいのも優秀すぎるからで隼人の個性だと思うことにした。また危ないことにならないように気にかけるけど気にしすぎちゃ駄目だってみんなで話し合った。隼人は忘れてしまうけど私が悩んで悲しくて泣いてると琉依さんの真似をしてよしよしって頭を撫でて心配してくれる。隼人の個性なんだから悲観しないで隼人の成長を見守ろうって決めた。隼人はとても優しい子。せっかく短大で勉強したのにうまく子育てできなくて泣いてると隼人が慰めてくれる。雑だけど撫でてくれる。隼人は優菜のように口が悪くて遊びに来てくれる村岡さんのように意地悪なことばかり言う。好きなことは特にないけど嫌なことはたくさんあるみたい。私に天然馬鹿って言ったり琉依さんにうざいって言ったり優菜に厚化粧ばばあって言ったり一輝さんにも天然馬鹿って言ったりまともなのは浩一さんと彩華さんだけだって言ったり私に能天気だって言ったり脳内お花畑だって言ったりする。優菜は腹立つって言ってるけど隼人が家族には思うようにぶつかってくれてると思うと安心するしなにより可愛い。私が泣くとおろおろしながらティッシュボックスを投げて渡してくれたりグシャグシャに取って手渡してきたり叩くようにぽんぽんしてくれたりするの。

 私たちは毎年家族みんなでキャンプしたり幼稚園に入ってからはパーティーにつれていっていろんな人と話をさせたりバスケットの試合にみんなで応援に行ったりした。けど小学5年生の時、隼人が初めて学校のテストで100点以外を取った。私は琉依さんが親戚に従兄弟たちよりも優れちゃ駄目だと言われていたことを思い出して隼人も誰かになにか言われてしまったのかもって思ったけどなにも教えてくれなかった。親友の昴にだけは教えたみたいで、私も琉依さんも親友の存在はとても大きかったし私たちに秘密にしたいなら隼人の思うようにさせようってみんなで決めた。それから隼人はマラソン大会でも運動会でも1位に取らないようにしていた。これまでは授業参観に行ったり先生と面談をしに学校に行った時に全然楽しそうじゃない様子を見ていたのにその小学5年生以降笑って同級生たちと話しているようになった。その笑顔を見て私は琉依さんと同じだと思った。若菜をからかって笑ってる時や昴に勉強を教えてあげて良くできたなって褒めてあげてる時と違って無理して笑ってる隼人に悲しくなった。琉依さんは私たちに言った。私たちが子供の時たくさん苦しいことがあったり悲しいことがあった。それを乗り越えてこられたのはお母さんたちもだけど大切な友達のおかげだって。私たちが隼人の、子供たちの世界に深入りしすぎたら駄目だって。隼人には親友の昴がいるし喧嘩しつつもお互いのことをわかってる若菜がいる。それに隼人はたくさんの人に愛される子だから本当の隼人のことをわかって話を聞いてくれる友達ができるはず。だから私たちは私たちができることをしようって決めた。私はおうちでは本当の隼人でいられるように毎日楽しくした。家の外で偽っていることを決めたなら家ではたくさん暴言をはいたり意地悪したら良いって思った。あんまり酷いことを言われすぎたり難しい言葉をたくさん使われたり私にはわからないからって私の目の前で昴と英語で会話してたりするとわけがわからなくなって泣いちゃったりするけど。琉依さんも優菜も浩一さんも彩華さんも一輝さんもそれぞれみんなそれまで通りにしていつも隼人を見守り続けた。



 たくさんの人に愛されながら優秀である私たちの愛しい子。優秀だからこそ苦しんで辛い思いをしてる。見守ることを提案したのは琉依さんだけどそうすることに決めたのは私。

 琉依さんを元気にしようと頑張ってきた私でも隼人を助けてあげることができなくてもどかしくなる。だけど琉依さんが隼人に初めて贈った名前のようにどんな困難にも負けずに立ち向かっていける強い子だと信じて何があっても元気に笑って……たくさん泣いて賑やかに過ごして隼人が楽しいと思えるようにしてる。




 琉依さんと出会って辛いことも悲しいこともあったけど楽しいこともそれ以上にたくさんあった。あの高校1年生の夏休み琉依さんに一目惚れして本物の彼女になれるように頑張って2年後にようやく本物の彼女になれて短大に通いながら同棲生活をして結婚して隼人が生まれた。隼人は私たち2人の大切な宝物。隼人が私たちに言わないことは昴がわかってる。子供たちには子供たちの世界がある。私たちはこれからもそれを見守っていこうと思う。でも寂しいからたまには秘密にしないで教えてほしいな。



 琉依さん、私を本物の彼女にしてくれてありがとう。好きになってくれてありがとう。隼人に会わせてくれてありがとう。今までもこれまでもずっと大好きよ。


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