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転生特典で完全没入型VRMMOが作れる才能を貰ったので1人で作ってみる  作者: 愛板


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第34話 原点を考えろ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


思考3「結論から言うが、主人格のその案は却下だ。」


主人格「なんでぇ…」


思考4「当たり前だバカ」


思考3「理由1、目的がとっ散らかっている。こう言うゲームは基本売れない。理由2、日本では…本当に謎なくらい宇宙系のゲームが売れない。理由3、どこにオンライン対戦ゲームを作ると言われてワールドシュミレーター系のゲームを出す奴がいるんだ。四つ目、専用コントローラーを出すゲームは基本売れない。五つ目、我々の将来の夢のためにこういったゲームを運営するのは賛成だが今じゃない。以上だ。」


思考5「今世に出ているAIアプリケーションの様な物をECHOを使って出せばかなり儲けが出るのに今あるECHOの台数を超えた売れなさそうなゲームを作ろうとするな。ただアイデア自体はいいと思う…があまりにも海外向けだな」


思考4「他の案はないのか?後それはそれとしてECHOを使ったAIアプリケーションはアリじゃないか?」


思考3「アリだな、サブスク付きにして早速アプリとして配信できる様にしよう、ECHO頼めるか?ただしやり過ぎるなよ?」


ECHO「任せて、他のAIアプリと同等か少し上くらいの性能に抑えておく。余裕」


思考3「よし、ではそうだな…思考2、ECHOと協力してアプリケーション開発に取り組んでくれ」


思考2「了解」


思考3「で、主人格は他の案を考えておいてくれ。」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




久しぶりにズタボロに言われた…なんか懐かしいなこの感じ。


俺はそう思いながら自室にあるベッドにダイブする。おぉふかふかでいい匂いがするぜ…



ん〜、小学生の時以来かな?あの時はすごかったなぁ…なんと言うかあの時の俺は奇抜な物を作れば売れるんじゃない?と考えていた節があり、こういうのはどう?と思考達に相談するたびのめちゃくちゃダメ出しされてたんだよなぁ


その結果、なんとかして思考達から合格を得ようと奇抜な事をしようとするのをやめて出したのが『創世のレガリア』だったけ…まぁ初めの案を出してから発売するのにはかなり時間かかったけどね


初めて『創世のレガリア』の案を出した時の思考達の「こういうのでいいんだよこういうので」感は凄かったなぁ…



「やっぱ、なんか浮ついてるな俺」


こういう時はあれだ。自分を客観視する所から始めないといけない。明らかに浮ついてる気がする。多分これは褒められすぎて何をやっても上手くいくんじゃないか?という感覚が俺の中にあるんだと思う。


だってそうだろ?今の今まで出した『創世のレガリア』『恋色リフレイン!』『Fallen Remains』そして『剣王』どれも大ヒットと言っても差し支えない物だった。いろんなところから反応をもらえてチヤホヤされて…


さらに前世では考えられないほどの可愛い婚約者もなぜか出来た。


「…自惚れんなよカス野郎が」


そうだよ、俺は元々何も成せなかった人間のはずだ。けれどたまたま神らしき人から転生特典を貰って少し努力しただけの運が良い奴だぞ?


そんな人間が成果が出たからといって調子に乗る?


まだ目標の完全没入型MMORPGに手が届いいてすらないのに?


開発用の資金すら集め切ってないのに?


「……」


そうだ、俺は何のためにこの世界に生まれなおしたんだ?目標であり、夢のためだろ?ならこんなところで満足感なんか味わってんじゃねぇよ…

明らかに足りてねぇだろ


「っし!!」


気合い入れろ俺!まだ夢の途中だぞ!


「まずやることは!『エターナル』の設定集!」


俺の原点


俺の理想


俺の世界


俺という人間の夢そのもの


幾度も読み、幾度も書き加えてきたこの設定集は俺にとっちゃ宝の山だ。


魔王


剣王


魔王種


この三つの『エターナル』世界で重要な奴らを出したゲームだから売れたんだ。俺が心血注いで築き上げたその設定を使うことで、先ほど脳内会議で出した宇宙を舞台にしたゲームも悪くわないが明らかに設定が、詰め込みが、世界観の構築が足りていない。完全に今出すゲームではない。というかこれ完全没入型ゲームとして出したほうが面白いだろ!


なら俺が次に目をつけるべきは



「……ダンジョン」


『創世のレガリア』から何十年か経ってから『エターナル』世界に生えてきた謎の施設。入るたびに道順が変わるモノ。人を自身が生み出す高価な武具や防具、装飾品なので誘惑し、中に入らせて生み出したモンスターを使って殺し自身の栄養にする。


生きた魔宮


「うん、次はダンジョンが舞台のゲームで行こうか」


子供向けゲームとして出す予定の『パレモ』には出せなかった『エターナル』のダンジョン、それをプレイヤーのみんなに味わってもらおう


そうだな、名前をつけるなら… 『Living Labyrinth』


うん、これで行こう



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


主人格「んで、みんなこんなの考えたんだけどどう?」


思考4「かけらもオンライン対戦ゲームじゃなくて草」


思考3「ふむ、ダンジョンか…これまた日本人には合わなさそうな物を…」


思考2「ローグライクに近い感じになるのか?」


主人格「いや、今回のテーマはオンライン協力プレイで行こうと思う」


思考3「ほう?」


主人格「今から纏めた資料送る」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『Living Labyrinth』


【ジャンル】オンライン協力プレイゲーム


【目的】ダンジョンの奥底まで進みいい武具や防具、装飾品、その他アイテムを手に入れる。


【プレイ人数】1〜5名

職業システムを採用(ただし剣王時代の職業に縛る)レベル上限は500


【マッチングシステム】

現実の友人とも一緒に潜る事ができるカスタムパーティの他、同じレベル帯の人達でマッチングするレベルマッチング制を導入、さらに職業バランスも考えマッチングする様に前衛、中衛、後衛等を職業によって判別しバランスが良いマッチングができる様にする。


また、カスタムパーティモードではソロ、デュオ、トリオなども選択できる。


【戦闘システム】

『Fallen Remains』のDLC戦闘システムを参考にする。メインジョブが『帰還者』ではないため『魔法』や『補助魔法』『回復魔法』も使える様にする。

落ちている武器を拾うモーションは廃止し、持っている武器で戦う。耐久力がなくなりかけた武具もダンジョンから戻り『鍛冶屋』に渡す事で修理可能

そのため愛着を持った武器で戦闘を行える。


【ランクシステム】

各自で降りられた層が記録される。1〜10層は他ゲームで言うところの初心者帯10〜20層は中級者帯30〜40は上級者帯、他ゲームではランクで競うがこのゲームは降りられた階層で競う。


【移動について】

10層まではワープポイントがあり10層をパーティ全員が突破していれば1層からではなく10層から挑戦可能。

移動のモーションはこれまた『Fallen Remains』をベースにパーティ全員で走って移動する。ただし移動中にモンスターが出てくるので倒すか戦闘を避けるか選ばなくてはならない


【宝箱】

ダンジョン探索をしっかりと行えば稀に宝箱がドロップし(人数分)各自一つずつ開ける事ができる。

また、モンスターを倒す事でドロップすることもある。

ボスモンスターは必ずドロップする。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


主人格「こんな感じなんだけど、どうかな?」


思考3「ーーあぁ、文句なしだ」


思考2「同じく」


思考4「初めからこう言うのを出せ」


思考5「すぐに作業を開始する」


思考6「みんなウッキウキだね〜」


ECHO「私も協力する。奮起」


主人格「ーーおっけぇよろしく!!俺はこのゲーム『Living Labyrinth』に採用する職業の設定をもう一度確認しておく!それと敵モンスターもバリエーションがいたほうがいいと思うからそっちも描いておく!」


思考2「シナリオは最低限でいいと思うが一応書いておく、それとそれぞれの職業の説明、スキルの説明、モンスターの説明、最後に武具のフレーバーテキストも書き始める。主人格はモンスター書き終わったら武具、防具、装飾品の方もどんどん描いていって。」


思考3「では私は元となるゲーム自体を作っていくか…思考4協力してくれ」


思考4「了解」


思考5「今回声優さんはどうする?」


主人格「あーお願いしたいな。ダンジョンに入る以外は街で物を買ったり鍛冶屋に行ったり街のNPCの依頼を聞いて該当するアイテムを届けたりすると思うからそのNPC達にあてる声をお願いしたい」


思考5「了解選定しておく、それと主人格、おそらく今回は多数の職業があるためかなりもモーションキャプチャをしなければならないが…大丈夫か?」


主人格「余裕!」


思考5「了解した、後で欲しいモーションを図にして送っておく。」


思考6「んー、じゃあ私はECHOの指示出しをしようかな?ECHOよろしくね?おそらく皆んなのサポートに入る事になるから大変な事になるけど…できる?」


ECHO「任せて欲しい。承諾」


思考2「あ、そうだ主人格。さっき話してたECHOを使ったAIアプリだけど良い名前ある?」


主人格「え、普通にECHOだけで良いんじゃない?」


思考2「了解。と言うわけで来週からサービス開始ね。」


主人格「…え?早くない?」


思考2「これくらいならすぐできる。」


主人格「さ、さっすがぁ…」


思考3「皆んな、今回はこのゲームを1か月で完成させるぞ。ECHOがいる今おそらくできるだろう?」


思考全員「余裕!」


主人格「えぇ…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ま、まぁやることは決まった!!あとは突っ走るだけだ!!


俺は絶対に資金を集め切って夢を実現させんだよ!!その為のこのゲーム開発!今回のテーマは…オンラインゲーム運営の経験ってとこかな!


さぁ、一応告知もしないとな!まぁゲームのトレーラーができてからだけど匂わすくらいは良いだろ!


世間じゃ俺が出す『パレモ』を楽しみにしてくれている人も結構いるみたいだし、これで二重の起爆剤になれば万々歳だ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


思考5「そうだ、主人格言い忘れていたが『剣王』のアニメ化の話が来てたぞ」


主人格「え゛???」


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