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転生特典で完全没入型VRMMOが作れる才能を貰ったので1人で作ってみる  作者: 愛板


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23/30

第23話 配信開始!

初めに彼を意識したのはいつからだろうか


彼と初めて会った日のことはしっかり思い出せるけれどいつの間にか彼に向いていた心の矢印は本当に急に私に中に勝手に生えてきた気がする。それくらい私は自然に、いつの間にか、突然に、彼を好きになっていた。


初対面の時は私が初めて彼の開いていた塾に最近勉強についていけていない!と悩んでいた友人と一緒に行った時だった。


その時の印象はなんだかお父さんみたいな人だなぁと思った。見据えているところは私たち子供とは違うのに一生懸命に私たちの目線に立等と努力している人。


これが私がこれから恋する男の子に対するファーストインプレッションだった。










「ーー何このポエム…いやポエムなのか?」


プレゼントを渡し、なぜか翠ちゃんにプロポーズしてしまった事件が起きたあの日から数日後、これから死にゲーである『Fallen Remains』の案件配信が始まる5分前に急に瑠璃ちゃんから送られてきた写真に収められためちゃくちゃシールでデコられまくっているノートに書かれている内容である。


ちなみにこの写真の前に送られてきた文は


「未来のお兄ちゃんへ、お姉ちゃんがこっそり書いているポエムの写真送るね!いやぁ〜愛されてるねぇ!!改めて婚約おめでとう!!」


である。



………俺は何もみていない!!!



婚約の一連の件は…また後日にでも語ろう…













「はい!今回は!!SNSに投稿させていただいた通り!現在話題沸騰中の漫画『剣王』の作者さんが制作されたゲーム『Fallen Remains』をプレイさせていただきます!一葉です!!ヨイショ!!」


「テンションたけぇ…櫛名田っす」


「ウッキウキじゃんお前、wawaです。」


・いえええええええい!!!!

・ふううううううう!!

・ガチでたのしみぃいい!

・初見です

・これ本当に案件配信か?普段と同じくらいの同接じゃんw

・まぁ話題性は今抜群だし



おぉ、始まった…というか一葉さんテンションたっけぇ…打ち合わせの時どんだけ人見知りしてたんだよ…マジで一言も喋んないレベルだったのに…



「まぁ!皆んなはもう知ってるよな!今回は宣伝通り!βテストを兼ねて十二時間連続でプレイし!さらにどこまで進むことができたのかも!櫛名田さんと!wawaの3人で競走します!ヨイショ!!」


「よいしょー」


「よいしょぉおおお!!」


・よいしょーーー

・12時間だあああああ!!

・今回の案件でいくら貰ったんだああああ!!

・おれもやりたあああああい!!

・ずるいぞおおおおお!!!


「はいじゃあ、説明は櫛名田さんよろしくおなしゃーす」


「しゃーす」


「こいつらふざけんなよ…説明を投げ出すんじゃあないよ…あーー、まず皆さんにはこのゲームを軽く理解してもらうためにトレーラーを流すんで見てください。はい」


「うぇーい。緊張してて草ぁああ!!!」


「うるせぇ…」


「一葉オメェ動画の準備できてんのかよ」


「あ、やべ、できてる…のかもしれない」


・絶対できてねぇだろ

・一葉がこういう時に準備できてるの見たことない

・一葉の枠で見てる奴らどんまい!

・もうあいつほっといて見ようぜ


「はい、もう面倒なんで流しまーす」


「俺も流しまーす」


「おい!俺まだ準備できてねぇ!」



自由だな…いや、面白いからいいんだけどね…と言うわけで一葉さんの配信枠以外の櫛名田さん、wawaさんの枠にて動画が流れ始めた。その30秒後くらいに一葉さんの枠でも流れ始めた…



・予想してたけどグラがやばいい

・くっそ面白そうなんですけど?

・おい、マジで公開βやってくれよ…

・敵キャラカッケェ…

・グラフィックおかしいよ…

・主人公?の装備かっこよすぎる…


「はい、と言うわけで今回このゲームをプレイさせていただきます!」


「櫛名田さん待って!あと30秒待って!」


「ほっといてもう始めちゃいましょう櫛名田さん」


「てめぇ!wawa!ふざけんな!!」


「ぜってぇふざけてんのお前だろ…これ案件だぞ…」


・ぶっちゃけ早く見たいから一葉置いておこうぜ

・賛成ー

・せんせー、一葉くんがまた遅刻してまーす

・待つのいやだー


「俺らはゲームのスタート画面で待っとくから早くしろ」


「あ、櫛名田さんその間に今回のレギュレーション説明したら?」


「…そうだな…一応SNSにも書いてたんだけどかるーく今回の案件の説明をします。はい」


・あー、あれね

・この制作者にしかできないやつね

・この人本当に人間なのかな?

・週刊連載プラスゲーム制作だもんな…

・意味わかんねぇ

・しかも1人だろ?

・無理だろ…


「今回このゲームをするにあたって俺たちにはある情報が投げられています。それは…難易度調整をミスっている可能性があると言うことです!」


「ふぅうう!!」


「なので、俺たち1人も最初のボスに勝てない可能性もあるんですが!そこは大丈夫!制作者さんが俺たちが同じボスに50回連続で死んでしまったら緊急パッチノートとして難易度が下げられます!それもリアルタイムで!」


「いやー意味わからんよな」


「打ち合わせの時もマジで言ってんのか?ってなったからな」


・え、制作者の人と喋ったの!?

・どんな!どんな人だった!?

・ガチで気になる

・イケメンって本当ですか!

・マジで1人なんですか!?


「いや、声しか聞いてねぇよ…」


「あ、ごめんゲーム始まっちゃった」


「は?」


「おまっ!?」


・マジで始まってて草

・ポン!

・やると思った

・これこそ一葉

・櫛名田も始めちゃえ!


「ずりぃぞお前!俺もスタートじゃい!」


「スタート!あ、今回はずっとvc繋いでやるからね!」


・vc繋いでないとコラボの意味ねぇもんな

・お、ムービー始まった

・うっわ、マジでグラいいな

・主人公の声優さん誰だ?

・わからん



あ、主人公の声優さんはマジでむかーしのアニメに出てた人なんよね。知名度はそんなにない方だからコメ欄の人がわかんないのも無理はない。


さて、今回作ったゲーム『Fallen Remains』の始まりはとある酒場から始まります。主人公である『帰還者』は普段から軍や冒険者達が倒せなかった『魔王種』の情報を得るため基本的に酒場で情報収集をするからですね。

あ、翠ちゃん飲み物持ってきてくれたの?ありがと、そこにおいといて、後で飲ませてもらうね



「酒場の雰囲気めちゃくちゃいいな…つーか酒のみてぇ」


・こう言う酒場憧れる

・映像綺麗すぎて怖いわ

・主人公が今飲んでる酒なんだろ?

・多分ワインだぞ、一瞬だけ赤い液体が映った


「酒飲めんのずるいっすわ。俺アルコールに弱いからあんま飲めねぇんすよ」


「俺も」


「ガキじゃん」


・ガキだわ

・一葉とwawa.が酒飲めないのは解釈一致

・知ってた

・って、酒場の店主の声良すぎw

・しっぶい声だなぁ



はい、と言うわけでゲームが始まってて初のボスは酒場の店主から教えてもらうことになるんですよね。経緯としては店主の息子が所属してた冒険者パーティーが運悪く『魔王種』に遭遇し、全滅してしまい、その後仇討ちとして派遣された5組のパーティーも全滅し手出し禁止となった『魔王種』が一体

『災害級魔王種 鬼面童子』

その討伐に赴くことになるわけなのだ。


「マジか!?魔王種マジか!?」


「え、なに一葉知ってんの?」


「嘘でしょ!?櫛名田さん『剣王』読んでねぇの!?」


「マジかよ櫛名田さん、俺ですら読んでるぞ」


・何で読んでねぇんだ!?

・魔王種!?魔王種マジか!?

・え、これ勝てんの?

・災害級なら魔月よりも弱い、はず…

・というかこれ『剣王』の世界の話なの!?

・うおおおおお!!!


「…後で絶対読むわ」


「むしろ今読めよ!!」


「いやー魔王種マジか!一瞬でテンション上がったわ!」


・俺もこのゲームしたい!!

・頼むからプレイさせてくれ…

・鬼面童子ってことは鬼系統のボスだよな?

・おそらく肉弾戦がメインかな?

・まぁ初ボスが遠距離型な訳ないしな

・初ボスが魔月みたいな能力とかなら誰もクリアできんだろしな


「お、移動できる。えーと目的地は…馬車乗り場ね」


「いいねぇ馬車の旅!」


「んー、オープンワールドで馬車?」


・珍しいな

・目的地まで自動で連れて行ってくれる系じゃない?

・あ、櫛名田が迷うことなく乗った

・お、ワープしたな。

・ほーん、時間は経ってるぽいなちょっと暗くなってる


「なるほど、オープンワールドだけど馬車に乗れば即移動か、ワープポイント的な感じで使えばいいんかな?」


「んー、ぽいね。その使い方で合ってると思うよ」


「ほーん」


・オープンワールドにおいてワープは必須

・いちいち自分で移動するのも楽しいけど時間かかるからな

・まぁ好み分かれるだろうが俺はあった方がいい

・俺ない方がいい

・俺は自分で歩きたいなぁ



あー、コメ欄見る感じやっぱり賛否出たか…まぁこのあたりはしょうがない。今作マップが広すぎて作らないと移動がやばいことになるんよね…だから許してねー


「お、マップにマークが出た。なるほど?あの地点にボスがいんのね」


「え、嘘俺そんなマークでてないっすよ?」


「お前通行人と喋ったか?だいぶ色々教えてくれたぞ?」


「そうなん?とりあえず進めばいいと思って馬車降りてから敵がいそうなところにダッシュしてる」


・ちょっと一葉の枠見てくるわw

・こいつ何してん?

・回復系のアイテムをちゃんと買ってる櫛名田とwawaがバカみたいじゃないですか!店員に売ってないって言われて一つも買えなかったけど!!

・あ、しんだ

・え?

・ん?

・一葉死んだ


「し、死んだ……」


「マジで何やってんのお前!?」


「はい、初デスの雑魚〜」


「いや待って!?走ってたら雑魚が出たから倒そうとしたのに武器がなかった!!」


・武器買えよ

・トレーラーしっかり見ろよ

・ボスエリアには無数に武器が落ちてるけど雑魚戦は武器拾うの難しいから店で一本買っておけって言ってたじゃん

・まぁ一葉だし



ウッソでしょ…それは想定してなかった…一応初期武器として短剣は持ってる筈なんだけど一葉さん、雑魚敵…ぶっちゃけただの『スライム』と出会った瞬間持っていた短剣をスライムにぶん投げて一瞬で無手になって周囲から集まってきた『ワータイガー』『コボルト』に囲まれて死んだ…


「雑魚強ない?」


「…ん?これ結構強いな」


「だね、ちゃんと集中してやんないと普通に負けれる。てか思ってたより武器の耐久値がやばい、一回の戦闘でもう壊れそう」


・結構削れるな

・マジで武器は使い捨てっぽいな

・まぁ序盤の武器屋で買える武器なんてそんなもんでしょ

・武器のフレーバーテキストに等級書かれてたからおそらく強い武器あるぞ

・武器の名前からもう弱いのもわかるしな

・『薄汚れた鉄剣』だもんな


「あと、よく見たら武器落ちてるな…」


「ほぼ全部壊れかけだけどね、あとモンスターも武器ドロップしたよ。」


「んー?この感じ雑魚は基本無視が丸いか?現状旨みがねぇな」


・かもねー

・それとみんなもう麻痺してるけどさ、戦闘の仕方カッコ良すぎない?

・それは本当にそう

・今3窓してるんだけどそれぞれの武器で全部モーション違うぞ

・マジで?

・櫛名田が今使ってる『薄汚れた鉄剣』とwawaが使ってる『先が折れた鉄剣』ですらモーションが違った。


「…コメ欄それまじ?」


「えなに?どしたん?」


「いやさ、コメ欄がモーションについて話してんだけど」


・現状の検証できる武器の数が少ないからアレだけど多分全部違う

・まじかよきっつ

・これおそらくおんなじ武器ばっか使ってたら詰むな

・今のうちに色んな武器持っておいた方がいいぞ

・くっそ難易度高ない?


「あー、俺今持ってる武器と落ちてる武器で検証してんだけど本当に違うっぽいぞモーション」


「なーるほど、こりゃきつい。おんなじ戦闘方法は取れねぇわけだ」


「手に持てる武器は一本、サブとして収納できる武器が一本。それ以外は所持できないときたか」


・いいねぇ…

・燃えるねぇ

・常に周囲を見てた方がいいな

・今使ってる武器が逝ったらすぐに次の武器取れるよう目星つけとかないとな

・ボス戦楽しそう…

・地面に刺さってる武器を引き抜くモーションカッコ良すぎない?

・地面に転がってる武器を拾う時に走りながら拾ったら足で蹴り上げてキャッチしてたぞ


「あかん、カッコ良すぎる…」


「戦闘の難易度高いけどこのカッコよさなら許しちゃう…」


「武器逝った瞬間に近くに武器あったから拾うボタン押したらめちゃくちゃかっこいい拾い方したんだけど!?」


・楽しそう…

・現在配信開始してから一時間経過

・雑魚敵と戦うのに夢中で誰もボスのところに行けてない…

・まぁでも、ボス前の全武器試しとくのは正解のムーブ

・あかん…モーション全部がかっこいい

・グラの高さも合間って映画観てるみてぇな気分になる…




んー、かなり楽しんでくれてるみたいで何よりだね!!



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