表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の貴族に嫁入りした海自パイロット、魔法大学で潜水艦狩りを教えています なお旦那は初代皇帝西郷隆盛の玄孫です。  作者: なたろう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
65/89

【現代編】自称ミネアポリスから来た男3

千尋と源吾は、鹿児島市へ向かうことになった。


鹿屋から鹿児島市へ出るルートはいくつもある。


高速道路で霧島市を回る道。

桜島まで出て、桜島フェリーで渡る道。

垂水フェリーで鴨池へ向かう道。


そしてもう一つ。

鹿屋航空基地から軍民共用ターミナルへ移動し、そこからケーブルカーで海沿いの高速船乗り場へ降りるルートである。


鹿屋航空基地は、現在では軍民共用空港としても機能していた。

鹿児島市側の鴨池空港と対になる、いわば双子の空港である。


桜島の降灰で鴨池空港が使えなくなった際には、鹿屋が代替空港となる。

そのため、鹿屋と鹿児島市を結ぶ交通路は、妙に発達していた。


「……いつ来ても、鹿屋の交通網はおかしいですね」


ケーブルカーの窓から錦江湾を見下ろしながら、千尋はつぶやいた。


「よかことでごわす。軍港と空港は、道が命でごわすからな」


「ミネアポリスの技官が、なんで鹿屋の交通政策に詳しいんですか」


「興味がありもす」


「便利な言葉ですね、興味」


ケーブルカーは、ゆっくりと海へ向かって降りていく。


その先には、高速船の桟橋が見えていた。


鹿屋から高速船で鴨池空港へ。

鴨池空港から地下鉄へ接続し、鹿児島中央駅へ。


今回、二人はそのルートを選んだ。


源吾が、どうしても見たいと言ったからである。


「桜島も見たい。錦江湾も見たい。鴨池空港も見たい。地下鉄も乗りたい」


「観光客か」


「はい」


「認めるんだ……」


そうして二人は、鹿児島中央駅へ着いた。


史実なら失われていたはずの鴨池空港は、この世界では都市空港として生き残り、地下鉄と高速船に接続していた。


それは、西郷がいない日本で、大久保たちが作り上げた近代国家の、ほんの一部だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ