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西郷吉之助の帝国と音速の魔女  作者: のなしげ


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【異世界編】タンデム水中空母実習6

「――ってことがあったのよー」


ここは千尋の自宅。

夕食が終わった後の、くつろぎの時間である。


話を聞いていた旦那とボーは、まったく同じことを思った。


クリオ、グッジョブ! と。


いつものごとく千尋にホールドされたボーは、もっともな感想を返す。


「国際問題を起こさないでください、奥様。

それにしても、あの時の紫の魔女のお姉様とは……海は広いようで狭いですね」


「あの時の? ……ん? ボーは、あの時のお姫様だったのかな?」


「はい、そうです。私はあの時のサト姫様です。報告書を細かく書くために、詳しく聞かせてください」


「こいつ、開き直りよった……しかも自称姫様」


「とりゃー」


千尋のモフモフラッシュが始まった。


「にゃあああああ!」


あわれ、出勤前に綺麗にブラッシングされたボーの黒いモフモフは、またしてもボサボサになっていくのだった。

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