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薬草の群生地を作る

 昨日の夜のこと。


『ねえロゼ、明日、森の菜園にあの少年を連れて行くの?』

土の精霊が聞いてきた。


 ロゼは、ベッドでうたた寝をしていたが、ぱっちりと目がさめた。ベッドからガバッと起きる。

「そうだよね!ヤバい!忘れていた。あの森の拠点はすごく危険だよね!」


 ロゼが拠点にしている森の中とは駅馬車の道から徒歩で3時間は離れている所だ。ロゼは転移出来るので問題はないが、あの少年はもちろんムリだ。

 今は間引きで多くの冒険者が森の中に入っている為、見つからないようにその付近を隠ぺいをしている。ロゼは念のため、今は森には入ってはいない。


 まあ、慌てない。引継ぎは以前から考えていたことだ。急だったため、準備はしていないが、考えはあるのだ。


ロゼは転移した。


 場所は駅馬車が通るユロラン経由の5番街道だ。街道はこの国で道が出来た順番だ。イセ農場の看板が見える。黒ちゃんのおかげで暗視が出来るため字も見える。


 イセ農場が結構近いな…

 エトが徒歩で通っていたのだ。まあ近いよな…。


 少し歩くと左側に森がある。街道から1キロほど外れると結界の効果がなくなる。

街道には所々に魔石が埋められている。その魔石には結界の魔法が駆けられている。森が近いため常に魔石には魔力がいっぱいだ。そのため半永久的に街道を守ってくれているのだ。

 魔石が盗まれることも想定して、どこに魔石が埋められているかを示す設計図は代々各領主が保管している。定期的に魔石が劣化していないか検査をするが秘密厳守である。



 街の門はどこの街でも陽が落ちて鐘の音がなれば門は閉められ、夜明けの鐘の音により門は開けられる。しかし、結界があるため一晩くらいは門の前で過ごしてもいいと思う人がいるようで門が閉まってもちらほらと人影はある。



 森に入り、しばらくすると道がなくなる。今まで使っていたのに道がないと変なので道を薄っすら作って置く。街道から1キロ離れると結界から外れるのでその辺に魔石を埋め込む。忘れないように矢印に木の破片を突き刺す。煤で1と書いておく。


 ロゼは以前から引継ぎを考えていた時のため、結界魔石を作っていた。自分ではまだ作れないのでザリに冬の間依頼をしていたのだ。


 結構な値段をしたのだがギルドに請求してもいいのだろうか?


 道なき道に魔石を埋めていく。知らない奴らには迷子になるような道を作る。丘に人一人は入れるような大きさの穴を開け洞窟を作り、入口にも魔石を埋め、草花で隠す。洞窟の中に数か所、出入り口を作り、同様にする。洞窟を作るときは土の精霊が大活躍である。昔からある天然の洞窟のようにしてくれた。洞窟の中には光るコケも用意し、明かりを持って来ずとも歩けるようにした。

 適当に作っていると本当の洞窟に出てきたようで魔獣の巣となっていた。すべて退治し、魔石を埋め光るコケを蒔いていく。


 適当にぐるぐる歩いて、徒歩1時間くらいの場所でお目当ての場所に出るようにする。以前から目を付けていた平地だ。小さな池があり魔素も溜まっている。

 近くには冒険者も魔獣もいない。視界が開けて風通しもいい。今は雑草が引き詰められている。その雑草たちを根こそぎにする。池の水を蒔き、魔素を含んだ土にして池から近くに多くの魔素が必要な薬草を順に植えていく。

 周りは大きな高い木々に囲われて外からは見つかりにくい。魔石も多く埋め魔獣が来ないようにする。あとは、育つのを待つだけだ。

 緑の精霊が付いているから大丈夫だろう。


あれこれとしている間に、深夜になり帰宅。起きたらとっくに鐘は2回鳴っていた。


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よろしくお願いします(^◇^)

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