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ルキとカヤの内情

 ルキは火の精霊と契約している。ルキのお店とは食器専門店だ。カヤは土の精霊と契約していて、精霊と契約した頃から飯屋の裏で土いじりをして遊んでいた。それが高じて今では2人で店を経営している。

 カヤが器を作り、ルキが最後の焼をしているのだ。たまたま近くに窯付き工房兼お店が見つかり昼間はそこで食器を作っている。2人は学校を卒業した後、親に反対されながら土を森に採取にいったり、冒険者に依頼などをして試行錯誤しここ何年かでやっと形になった力作の食器たちなのだ。


 今までの食器といえばただただ白いものしかなく、塗料などで淵の周りに絵を描くものが支流だった。しかし、ルキたちが焼き上げたその食器の造形は多種多様で美しく色鮮やかだった。品評会に出せばあっという間に話題になり、今や各街の市場だけでなく王都にも出品していて、品薄状態なのだ。

 最初の頃はその製法を男に譲れだの、女だてらになにが出来ると言われたが、逆に気の強いルキに火が付いた。絶対に男には譲らないと決めた。


 一般にこの国の女性の結婚適齢期は17歳である。15・6歳くらいから婚約をして1年から1年半は婚約期間が設けられている。その後結婚するという流れが一般的である。18歳の2人に婚約者がいないことは結構めずらしく親からすれば焦りだす年齢であった。男性ならば修行先のお嬢さんととか親同士でという流れがあるのだが、2人はそれを断っていた。であるから、カヤがいち抜けたことはルキにとってとてもショックなことだった。


 2人は王都に工房を持たないかと何度か声を掛けられていたが、なかなか女だけで都会に移住するのは気が引けた。そんな中、カヤが結婚して王都に移住するという話が出たのだ。すぐにルキも移住を決めた。今やルキとカヤの親たちも2人の仕事を認めていて応援している。カヤの父は、一応そのことにも頭に入れて話を進めたのだ。

 そして自分も王都に店を出したいという夢が叶えられる、一石二鳥である。



 しかしそれはある程度ニールが料理人として成長してからだ。2年は掛るだろう。婚約期間にはちょうど良いのと、飯屋に近い工房を探さなくてはならない。2年はあっという間に過ぎるだろうと思われた。



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