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 ほんの冗談のつもりだったのだろう。しかし男同士ならば冗談で終わらすことが出来たのだろうが、ロゼは女である。精霊が付いていようと襲われればそれはとても恐ろしものだ。


 ま、相手は自分を女だとは知らない。それに自分の態度も悪かった。


 関わった全員と影で笑っている奴らを全員氷で手首を後ろで縛り上げ、冒険者ギルドに突き出した。自分にも悪かった所があったのは認めるがそれはまた別の話である。


全員罰金、金貨1枚で話が付いた。それの半分ロゼに支払われる。


 数時間後、魔法が使えなくなったと関わった連中が騒ぎだした。関わった男どもや依頼した女たちから精霊が去ったのだ。

 その精霊たちはすべてロゼの所にいた。


『『あんなことするなんて許せない!』』

と、20数体ほどの精霊たちが怒っていた。怒っている姿が可愛くてにやけてしまう。そして、『うちの子がすいません』みたいな感じで謝っていた。



「ロゼ、本当にすまない。悪かった」

関わった男女から正式に謝罪された。

「麻袋に入れた時点で冗談にはならない」

怒っているフリをする。

「本当にすまない。もう二度とこんなことはしない」

「あたりまえだ」

「俺たちは精霊なしになった。どうすればいい」

襲われている所を笑って見ていたセドたちもみんな泣き崩れた。


 それはそうだろう。精霊なしはまともな仕事に就けない。これからの人生台無しだ。まあ、そんなこと知ったことではない。アホなことした自分が悪いのだ。


 精霊たちを見るとそれぞれの元契約者の近くで腰に手を当てて怒っている。ものすごくかわいい。吹きそうになるのを我慢する。



「教会から聞いたことあるぞ。悔い改めて心から反省をし、社会貢献を行えばまた精霊と契約が出来ると。教会に行ってみればどうだ?」


 知ったことではないが、精霊なしになるほどでもない。反省をして社会貢献でもすれば、街も助かるだろう。それを聞いた合計18名の関わった男女は教会に向かった。

 教会も人手不足のため、下働きの人材は有難い。しかも、無料でだ。

イージュレンの教会の横には、孤児院があり数十人の孤児が住んでいる。その中には貧しい人たちも共同生活をしていた。ケガして働けないものや身体や弱くフルで働けないもの、様々な理由で孤児院に住んでいた。


 そんな現状を知らなかったものたちは、自分たちのしたことを反省した。恵まれているにも関わらず、気に入らないからと暴行を加えようとしていたのだ。

 誠心誠意、損得なしで孤児院に奉仕した。あるものは孤児たちに剣を教えたり、あるものは料理を振舞ったり、遊び相手になったりと残りの冬の間頑張っていた。


 ロゼは春先になったら、再契約してやってと精霊たちにお願いをしていた。


 春先になると無事に関わった奴らは精霊と再契約が出来た。ロゼは春先になったらと言っていたため、精霊たちは春先にならないと契約をしなかった。

 それも当然で、その中には1回孤児院に行っただけで特に何もしないくせに契約を急かす輩もいた。しかし、何度行っても契約が出来なかった為、真面目に奉仕を始めた。そんなやつら等は初夏くらいに契約を延ばされていた。いい気味である。しかもお布施はその都度取られていた。


 しかし、孤児院に行っていた者たちの中に、再契約が叶ったあとにも慈善活動をやめたりしないものもいた。情が出てきたのか孤児院へ通っては孤児たちと遊んだり炊き出しなどをして貧しい人たちの力になっている。


 孤児院で将来の嫁でも見つけたのか…。まぁ悪いことはないのだからいいのだろうな。


 ロゼはあくまでも下心があると思っている。



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よろしくお願いします(^◇^)


ブックマークや評価をくれた方々ありがとうございます(^^)/

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