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#43 クジラみたいな戦闘

 近づいてくる蹄の音は、まだ『魔力感知』の範囲外……多分、敵だよな?

 だとすると……ダメ元で寿命の渦を猿種(マンッ)から兎種(ハクトッ)へ……御者の獣種へと変える。

 ルブルムがかけてくれた『脳内モルヒネ』は切れていたから、自身でもう一度かけ直す。

 すさまじい激痛が、強めの筋肉痛くらいまで落ち着いてくる。


 ルブルムはルブルムで、寿命の渦を……おおっ、全然見えない!

 あれか!

 魔法を使うとき、集中した魔法代償と反対の寿命の渦を重ねてまるで存在しないかのように見せるあの技を、自分の寿命の渦そのものへと応用したのか。

 遅くまで練習したものな……あの夜の、ルブルムと密着した記憶が蘇りかけて慌てて自分を諌める。


 俺も後悔のないよう、しっかり準備しておかないと。

 ダメ元かもだけどもう一つ、思いついた魔法を自分にかけてみる。


「『声真似』……あ、あ、旦那ぁ……御者に似てやすかね?」


 ケティが眉間にシワを寄せて頷く。

 ごめんねケティ。

 今はできること全部やっておきたいんだ。


「……ん」


 ケティが起き上がろうとしてふらつき、膝を付く。

 その右手にはハンマーを握りしめている。


「ケティは休んでて」


 声真似は、一度変えたら魔法効果時間が経過するまで元の声に戻らないのが残念なところだな。

 魔法は効果を複雑にすれば、必要な魔法代償も増えてしまうから。


 申し訳なさそうに頷くケティを支えようと近寄ると、ルブルムは俺たちとは反対側へ移動して小剣を構える。

 一箇所にかたまらない方がいいってのは、対魔術師を想定すると正しいのだけれど、変なよそよそしさを感じてしまう俺は……気が散ってるな。

 さっきケティが襲われたときのことを思い出す。

 あれは俺に油断があった。思い込みがあった。注意力が散漫だった。

 二人を守るために、余計なことを考える脳みそリソースは全部、観察と思考に割り振るんだ。


 ケティに横になるよう指示し、俺はその傍らで、馬車の前の入り口からケティを隠すように位置取り、手斧を構える。

 ここからなら二歩で入り口に手斧が届く。

 もちろん、馬車の幌は四方を下ろしている状態。


 一番良いのは生け捕りで情報を聞くことだけど、一番大事なのは逃さないこと。

 来たのは偵察だろうし、ただでさえこちらは人数が少ない。

 それに盗賊団みたいな輩だったら、俺たちより腕が立つ可能性の方が高い。

 全力で行こう。

 範囲に入った……この獣種は……フォーリーにたくさん居た気がする。


爬虫種(セベクッ)


 ルブルムが小さく呟く。

 耳が穴だけのあの獣種か。


 どんどん近づいてくる馬と爬虫種(セベクッ)

 くっそ緊張する……落ち着け、俺。紳士たれ、俺。

 肩の力を抜き、再び手斧を構え直す。


 馬が……止まった。

 この馬車よりもちょっとだけ先。

 あっ、魔法代償を集中しやがったっ……あいつ、魔法を使う!

 これが広範囲攻撃魔法なら、もうやられていたかも……いきなり攻撃はないという考え方も甘いのかもしれない。


 息を飲み、様子をうかがっていると、また馬が近づき始める。

 ということは、攻撃じゃなく補助系の魔法か?

 こちらの世界の魔法は種類が多すぎて、何を使うかの予想がクソむずいな……と言えるほど、俺自身も魔法を数知らないけどな。

 ああ、もう馬車のすぐ近くまで……。


「なーに息を潜めてんだよ、ノバディ。連れてくるはずの女を抜け駆けして勝手に味見か? その割には腰振ってねぇじゃないか。あーん?」


 ノバディ……まさか御者の名前か?

 それに馬車の前後の入り口は幌を下ろして覆っているから、外からは見えないはず……さっきの魔法は、透視系か?


「あっ……んっ……」


 どう反応すべきか迷っている俺の左手をケティは取ると、自身の胸をつかませる。

 さらにケティは自分の口を塞ぎつつ、あえぎ声をあげ始めた。


「おいおいおい。再開してんじゃねぇよ。どっちが上だと思ってんだ?」


 声の主はもう、御者台のすぐ横にまで近づいて来ている。

 しかも、俺やケティが居る左側。

 さすがに何もしゃべらないのは怪しいか。


「ちゃんと連れて行きやすから、もうちょい待ってくだせぇよ」


「ん? ノバディ、お前……」


 も、もうバレたか?


「フォーリーじゃ、そんな訛りが流行ってんのか?」


「な、なんか、馴染んじまいやして……」


「まあ、お前の潜入も長いからな……」


「へへっ」


 愛想笑いを浮かべたタイミングで、幌が破れた、というより突き破って槍がっ。

 槍の穂先が左腕を抉る。

 騙せているなんて思ってはいなかったから油断せずに身構えていたつもりだけど、あの速さには反応なんてできるもんじゃない。

 このくらいなら左腕も動かせる……いや、毒の可能性もあるか。

 馬の位置を考えると、槍の長さは半アブスくらい。

 馬車の荷台部分はけっこう丈夫な木でできていて、高さが一クビトゥムくらいあるから、槍の攻撃力が今くらいならば、ケティは起きなければとりあえずは無事だろう。

 馬車の中央へと後退りながら、傷口の血を吸い出そうと思ったが、場所的に自分の口が届かない。

 不意に背後からルブルムが俺に駆け寄り、傷口の血を吸って吐き捨ててくれる。

 ついでの『生命回復』も。


「やっぱりな。心臓の動いている死体なんておかしいと思ったんだよ」


 しかし、俺と違ってルブルムは立ち止まらない。

 何かの魔法を使い、奴らとは反対側の幌を切り裂きながら外へ飛び出した。

 だとしたら俺は、ここでケティを守りながらルブルムを支援か……馬車に積んであった水樽を見つめたそのときだった。

 突然、馬車の左側が大きく跳ね上がった。

 馬車の横転? させるかっ!

 『ぶっ飛ばす』!

 斜めに跳ね上がった馬車を駆け上り、縁近くの床へ『ぶん殴る』当社比五倍の威力の『ぶっ飛ばす』を叩き込んだ。


 衝撃で馬車が揺れ、わずかな静止時間のあと、馬車は元の水平へと落下した。


 とっさだったけど何とかなったか……だけど何も解決したわけじゃない。

 ケティはさっきとは逆サイドの縁まで転がっていっている。

 「そこに居て」とケティに指で指示すると、転がっている水樽を持ち上げる。


 敵はおそらく二人居る……今、魔法代償の集中を二つ感じたから。

 向こうにも寿命の渦を感じさせないのがもう一人居るんだ。


 さっきの穴を塞ぐように荷台の縁の上へ水樽の端を乗せ、幌へと押し当てる。

 即座にガンッと何かが刺さった感触。それもけっこうしっかりと。

 向こうが槍を抜く前にと手斧で幌を裂きつつ、水の樽を幌の向こうへ蹴り出した。


 隙間から馬に乗る二人組が見える……同じ顔?

 槍を持っているのは手前。後ろの奴は、なんだ? じっとこちらを見つめ……魔法か!

 俺の習った『魔法封印』はこのタイミングでは使えない。

 だとしたら邪魔するしかねぇ、思った時にはもう、手斧を投げつけていた。


 手前の奴は樽が刺さったままの槍から手を離し、馬の手綱を力まかせに引き、強引に馬の体で手斧を受け止める。

 そこへルブルムが御者台から後ろの奴へ斬りかかる。

 俺も短剣を抜き、幌の隙間から奴らのすぐ前へと飛び降りた。


 すげぇ、ルブルムの剣撃が素早い。さっきの魔法はバフ系か。

 俺も近づきたいが、血まみれの馬が暴れていて、近づくには短剣だけじゃ心もとない。


 そのとき、背後から何かが馬の方へと飛んだ。

 ケティのハンマーだ。

 当たりはしなかったものの少し後退してくれた。

 その隙に、敵がさっき手放した槍をなんとかつかむことができた。

 穂先は樽に刺さったまま。だがそれでいい。

 俺はそれを持ち上げる……リテルが自分を鍛えていてくれたからか、穂先の水樽がまるで巨大ハンマーであるかのように持ち上げられる……数歩前へ出ながら、奴らめがけて振り下ろす。


 手前の奴はとっさに頭を両手で庇いつつ両肘で樽を受け止めた。

 樽は水を撒き散らしながら割れ、俺は先端の樽がバラけて自由になった槍を引いて構える。

 その間にルブルムは後ろの奴の脇腹を片方の小剣で刺し貫きながら、馬のすぐ横へと飛び降りる。

 小剣から手を離したルブルムは、その手でそのまま馬の腹にぺたりと触れた。

 そこからはルブルムのターンが続いた。

 何本もの『水刃』が、敵二人の体を交互に刺し貫いた。


「……くっ……お前ら、見た、からな」


 それが、手前のヤツの最期の言葉だった。

 見た、というのはどういう意味だ?


 力なく馬の背に倒れ込む二人の爬虫種(セベクッ)を、馬は容赦なく振り落とし、踏みつける。

 ルブルムが馬を大人しくさせる魔法を使ってようやく、馬は落ち着きを取り戻す。

 俺は馬へ駆け寄り『生命回復』をかけた。


 馬の傷が癒えたらすぐに武器の回収……この槍はもらっておこう。

 そして「見た」という言葉が引っかかっていた俺は、目がついたゴーレムでも持っているのかと念入りに敵の持ち物を確認した。


 だが、それらしい魔石(クリスタロ)は見つからず、毒と思われるものも持っていなかった。

 武器は槍の他には刃渡り長めの短剣だけ。

 防具はかなり軽量の革鎧、胴着タイプ。

 あと手前の奴が着けていた肘当ては金属で補強されていて、樽を両肘で受け止めて割ったのも納得できるような鋭い突起まで付いていた。

 フード付きマントには、内ポケットに着脱式のマスクが入っている……装備すると、まるで犬種(アヌビスッ)の先祖返りのように見えるやつ。


「さっきさ、街道で襲ってきた連中、マントフードから鹿の角が見えていたんだ」


 あ、自分の声に戻ってる!


「私も見た。見た目の獣種を、偽装したいのか」


 見た目の偽装なんて『魔力感知』があれば……なんて正直考えていた。

 ただ、『魔力感知』がスグレモノとして認識されているということは、当然その対策もなされているということで、さっきみたいに視認すれば一発で二人と分かるのに、『魔力感知』では一人しか認識できなかったってこともあることを、今のうちに気づけて良かった。

 何か一つだけの感覚に頼ると現状を見誤る恐れがあるんだ。

 知識がいくらあっても知識のみでは計り知れないこともあるし、思考を手放さないということの大事さも改めて噛みしめる。

 しかし経験って本当に役立っていくんだな。

 敵を倒して経験値が入ってレベルアップとかゲームバランスのためだけのシステムだと元の世界では考えていたけれど、実際に戦闘を生き残れてみて、学びの多さを実感している。

 特に戦闘なんてわずかな時間の間にとても多くのことを考え、判断しないといけない。

 戦闘から得られることに無駄なことなんて一つもないんだな……余すことなく活用できるってクジラみたいだ。


 左腕の傷も治した頃、『虫の牙』の痛みを抑えていた『脳内モルヒネ』の効果が切れた。

 魔法は、便利は便利だけど、魔法だけに頼りきれるほど万能というわけじゃない。

 もっと戦闘能力を向上させないと……そういえば、マドハトとメリアンは無事なのだろうか。


 ケティはまだ一人では馬に乗れないだろうが、敵が乗ってきた馬に付けられた鞍は、座る部分も鐙も二人分あるタイプ。

 馬車から一頭、馬を外せば、この小道でも簡単に引き返すことができるな。


「いったん、メリアン達と合流した方がいいと思うんだ」


「異論はない」


「ごめんね、私……足手まといで……」


「そんなことないよ、ケティ。さっきだってハンマーで加勢してくれたじゃないか」


 俺はフォローしたつもりだった。

 けれどケティの表情は浮かない……それも、単なる申し訳ないっていうそれだけじゃない感じ。

 表面的なことはわかっても、その奥の真意を予測するには、俺は精神的な女性経験がなさ過ぎる。


「二人の息、ぴったりだよね」


 ケティがそう言ってくれなかったら、ケティが俺とルブルムとのコンビネーションに対して、嫉妬の類の感情を抱いていることに気づけなかっただろう。


「瞬時の判断で、その時できる最善のことをする……そう先輩に叩き込まれたばかりだから」


 例えばさっきの水樽だって、連携技を狙ったわけじゃなく、対複数の行動無力化として『凍れ』を使おうと思っていたからだ。

 俺と敵とが両方水に触れていれば、槍を通してでも水を凍らせることができるかなって。

 うーむ。ケティの表情に納得の気配は感じられない。


「来る」


 ルブルムが会話を遮ってくれたおかげで、『魔力感知』から意識を外していたことに気付く……遠くから近づく複数の馬の蹄の音。今度は小道の後方から。

 まだ『魔力感知』の範囲外。


「メリアン達かな」


「わからない」


 敵が乗ってきた馬の手綱を、とりあえず馬車へとつなぐと、敵の死体はそのままで、俺たちはいったん森の中へと逃げ込んだ。

 メリアン達じゃなかったときのために。


● 主な登場者


利照(トシテル)/リテル

 利照として日本で生き、十五歳の誕生日に熱が出て意識を失うまでの記憶を、同様に十五歳の誕生日に熱を出して寝込んでいたリテルとして取り戻す。ただ、この世界は十二進数なのでリテルの年齢は十七歳ということになる。

 リテルの記憶は意識を集中させれば思い出すことができる。

 ケティとの初体験チャンスに戸惑っているときに、頭痛と共に不能となった。

 魔女の家に来る途中で瀕死のゴブリンをうっかり拾い、そのままうっかり魔法講義を聞き、さらにはうっかり魔物にさらわれた。

 不能は呪詛によるものと判明。カエルレウムに弟子入りした。魔術特異症。猿種(マンッ)

 フォーリーでディナやルブルムへ異世界から来たことをとうとう打ち明け、そして新たな呪詛をその身に宿した。

 ゴーレムを作ることができる紅魔石(ポイニクス)をディナよりもらった。

 ルブルムとケティを守り抜こうと心に誓った矢先、ケティを守れなかった自分に不甲斐なさを感じている。


・ルブルム

 寄らずの森の魔女カエルレウムの弟子。赤髪の美少女。リテルと同い年くらい。猿種(マンッ)のホムンクルス。

 かつて好奇心がゆえにアルブムを泣かせてしまったことをずっと気にしている。

 カエルレウムの弟子を、リテルのことも含め「家族」だと考えている。

 質問好きで、知的好奇心旺盛。驚くほど無防備。

 ディナの屋敷でトシテルとの距離がぐっと近づいた。

 戦闘時の息の合い方はケティが嫉妬するほど。


・ディナ先輩

 フォーリーに住むカエルレウムの弟子にしてルブルムの先輩。

 男全般に対する嫌悪が凄まじいが、リテルのことは弟弟子と認めてくれた様子。

 アールヴと猿種(マンッ)のハーフ。壮絶な過去を持つ。

 ゴーレムを作る魔法品をトシテルへくれた。

 フォーリー以北への旅について、大量の忠告をしてくれた。


・マドハト

 赤ん坊のときに取り換え子の被害に遭い、ゴブリン魔術師として育った。犬種(コボルトッ)の先祖返り。

 今は本来の体を取り戻しているが、その体はあんまり丈夫ではない。

 ゴブリンの時に瀕死状態だった自分を助けてくれたリテルに懐き、やたら顔を舐めたがる。

 リテルにくっついてきたおかげでちゃっかりカエルレウムの魔法講義を一緒に受けている。

 フォーリーの街中で魔法を使ってしまい、三年分の魔法代償徴収刑を受けた。

 謎の集団から襲撃を受けた際、脚に矢傷を負い、今はリテル達とはぐれている。


・ケティ

 リテルの幼馴染。一歳年上の女子。猿種(マンッ)

 旅の傭兵に唇を奪われ呪詛に伝染。

 リテルがずっと抱えていた想いを伝えた際に、呪詛をリテルへ伝染させた。

 カエルレウムが呪詛解除のために村人へ協力要請した際、志願した。

 リテルとの関係はちょっとギクシャクしていたのだが、再会したときにはなんかふっきれていたが、ケティの記憶の中のリテルと今のリテルとの違いに、やっぱり違和感を覚えている。

 鍛冶に使っていたハンマーを武器として使う。

 死にかけたところをルブルムとリテルに救われる。


・メリアン

 ディナ先輩が手配した護衛。

 リテルたちを鍛える依頼も同時に受けている。

 ものすごい筋肉と、角と副乳を持つ牛種(モレクッ)の半返りの頼もしい傭兵。

 円盾と小剣(ごつい)を二つずつ持ち、手にはスパイク付きのプレートナックルを装備。

 謎の襲撃犯と戦闘中、リテル達とはぐれてしまった。


・ノバディ

 フォーリーから馬車を操っていた御者。実は待ち伏せ襲撃犯の仲間。

 本来はフォーリー訛りではないようだ。

 ケティの喉を裂いた直後、ルブルムに剣で喉を貫かれ死亡。


・馬に乗っていた二人

 襲撃犯においてノバディよりも「上」の爬虫種(セベクッ)

 槍を使う方と、寿命の渦が全く感知できなかった方と、二人とも同じ顔をしており、どちらも魔法を使う。

 犬種(アヌビスッ)の先祖返りに偽装するマスクを所持していた。


・待ち伏せ襲撃犯

 森の中に居た二人は、リテルが寿命の渦で猿種(マンッ)鼠種(ラタトスクッ)と判別していたが、姿を現したとき、鹿の角を生やしていた。

 横転馬車の裏に居た羊種(クヌムッ)牛種(モレクッ)はメリアンと戦闘中。



● この世界の単位


・ディエス

 魔法を使うために消費する魔法代償(寿命)の最小単位。

 魔術師が集中する一ディエスは一日分の寿命に相当するが、魔法代償を集中する訓練を積まない素人は一ディエス分を集中するのに何年分もの寿命を費やしてしまう恐れがある。


・ホーラ

 一日を二十四に区切った時間の単位(十二進数的には「二十に区切って」いる)。

 元の世界のほぼ一時間に相当する。


・ディヴ

 一時間(ホーラ)の十二分の一となる時間の単位(十二進数的には「十に区切って」いる)。

 元の世界のほぼ五分に相当する。


・クビトゥム

 長さの単位。

 本文中に説明はなかったが、元の世界における五十センチくらいに相当する。

 トシテルが元の世界の長さに脳内変換しないでもいいくらい、リテルが日常的に使っていた単位。


・アブス

 長さの単位。

 元の世界における三メートルくらいに相当する。


・プロクル

 長さの単位

 一プロクル=百アブス。

 この世界は十二進数のため、実際は(3m×12×12=)432mほど。


・通貨

 銅貨(エクス)銀貨(スアー)

 十銅貨(エクス)(十二進数なので十二枚)=一銀貨(スアー)


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