表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白の完全無欠  作者: 広瀬コテツ
コルク村編
5/105

美少女と魔物(裏2)

 「大人しくしてないと食べちゃうぞぉ!」

 そのふざけたとしか思えない言葉に何故か私は安心してボロボロと泣いてしまいました。


「………くそ、なんてこった。これも魔物の巧妙な罠か!」

彼は私が泣いた理由を勘違いしたらしく慌てていました。

「いやだあぁぁぁーー!!!!」

振り返った彼はジャイアントワームを見て叫びました。気持ちは分かります。気持ち悪いですよね。

「…い、いやぁ…さっきは君のせいにして悪かったね…うん…」

脂汗をかきながら謝罪をする彼。

「ムヴヴゥゥゥーー!!!」ワームの絶叫を聞いて彼は何故か拳を構えました。

「む、むちゃ…です…っ!」

私は声を絞り出しました。心はもう落ち着いていても身体はそう上手く動きません。

 すると彼の身体から急に強烈な威圧感が溢れ出しました。それにジャイアントワームが警戒するようにわずかに頭を下げます。

 その瞬間、ジャイアントワームが口から何らかの液体を吐き出しました。危ない!!

 拳を前へ突き出しました。すると掌から風が生まれ、その風は吐き出された体液を吹き飛ばした。

吹き飛ばされた体液が落ちた地面からはジュージューと恐ろしい音がしていました。

 かと思ったら急に彼の姿が消えました。

 するといきなりジャイアントワームが破裂してその中から彼が出てきました。体液でベタベタになっています。何だか可哀想です。思わず眉間にしわを寄せてしまいました。

「………気持ち悪っ!!最っ悪だぁーー!!!」

そう言いながら彼はこちらへ向かって来ました。

 正直、何が起きたのかよく分からなかったんですが、ただ一つ。彼はとても強いという事だけは分かりました。まぁ体液でベタベタですけど。

「…あ、あの…」

大丈夫ですか?と、一応ケガがない聞くつもりでした。しかしそれよりも彼の相貌に気を取られてしまいました。

 その顔はやや女性よりなとても魅力的な顔立ちでした。

「…大丈夫か?」

 私はその声に思わずハッとしてしまいました。

「あ、あの…助けてくれてありがとうございましたっ!」

急いで助けてもらったお礼を述べます。もちろん丁寧にお辞儀もしました。

「私、コルク村のハネネと申します!!」


 これが私、ハネネと彼、シローとの出会いでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ