竜ヲタ
総PV20万突破!!お気に入り600件突破!!ありがとうございますw
これからペースは落ちると思いますがこれからも頑張ります
あれからドジっこ隊長は報告のため一旦城の中へと戻って行った。他の騎士たちも持ち場に戻り俺たちの前にはあの茶髪の騎士(ヒント・ハーテナーと名乗っていた)だけしか残っていない。
「本当にすいませんでしたね。シローさんにミリーさん。隊長は一度思い込んだら修正が効かないんですよ…」
茶髪の騎士が再び申し訳なさそうに俺たちに謝罪をしてくる。
「それなのによく隊長なんか務まるな」
「それは隊長が美人でドジっこですから野郎共からは人気があるんですよ」
苦笑しながら答えるヒント。
「じゃあ見せかけだけの隊長なんですか?」
「ん?いやいや。もちろん実力はあらますよ。お二方もさっき戦ったなら分かるんじゃないですか?ガルト騎士団長ミスティオといえば有名ですよ」
そう言えば前にシャルビィが言っていたな。ガルトの騎士団長はこっちでは珍しい<魔>と<武>の両方が使えるタイプの騎士だって。
「噂は聞いてる。でもまさかあんな人だとは思わなかった」
「ですよね。今日だって朝早くから一人で街の外に出てたんですよ。街の外で大きな<魔>と<武>の残滓を感じとったって言って行っちゃったんです」
「え?それって…」
ミリーがその言葉に反応する前に口を塞ぐ。
「んむぐっ…」
「何かご存じなんですか?」
「いや知らないッス!」
めっちゃ怪しくなってしまったがとりあえず誤魔化した。ミリーは何故か口を塞がれてうっとりしている。怖い。
「は、はぁ…。それにしてもシローさんって何者なんですか?」
「シローでいーよ。何者って?」
「いやいくら隊長がドジっこって言ってもギルドランクSSはあるんですよ。それなのにいとも簡単に無力化してたじゃないですか。もしかしたら何処か国の密偵かなんかですか?」
「全然。俺ギルドランクFだし」
「ええええぇ!!??」
シャルビィから聞いた話だがこの国に限らず何処の国でも仕官するにはギルドに入っていないといけないらしい。つまりギルドランクFという事はどこにも仕官していない明確な証拠にもなるのだ。
「そんなに驚くなって。それより街の外で起きた残滓については何か分かったのか?」
「さぁ?でも隊長がチラッと少なくとも人間同士の争いにしては巨大すぎるって言ってましたよ」
失礼な。ミリーは確かに竜だが俺は人間だぞ。まぁ異世界のだが。
「じゃあ魔物か。案外竜とかだったりしてな」
笑いながら俺は真偽を確かめるようにヒントに呟く。もしあそこで竜が暴れていたとバレているならカマを掛ける事で何らかのリアクションを取れるだろうと踏んだからだ。
「竜族かぁ…。カッコいいですよねぇ」
ヒントは俺の言葉に動揺する素振りは見せない。ミリーの方は動揺していたが。
「知ってますか?竜族にはそれぞれ特徴があるんですよ」
そう言って目を輝かせたヒントは竜族について語り出した。どうやらマニア魂に火をつけてしまったらしい。
「火竜族は尻尾の先端に火が灯ってるんですよ。我こそが炎の先に立ち導く者であるっていう証なんです」
尻尾に火って…。どこかのポケットな世界のモンスターのリザ○ドンじゃないか。
「風竜族には立派な鬣が生えているんです。これは誰より風を感じるためです」
俺の中で風竜族のイメージはペガサスになってしまった。
「雷竜族の翼は鋼鉄の翼なんです。自ら雷を引き寄せるための翼らしいです」わざわざ雷を引き寄せるなんて物好きな種族だ。隣のミリーはさっきからヒントの話に感心していた。お前竜族だろ。何で知らないんだよ。
「それで最後に水竜族は頭に一本の角が生えているんです。これは自らが渦の、つまり水の中心であるということを示しているんですよ」
そう言ってミリーの方をチラッと見る。
「案外ミリーさんも水竜族だったりして。あはは、なんちゃって。でもまぁ上位の竜は人間に変化出来ますからね~」
ヒントが楽しそうに語っていたのに対してミリーは顔面蒼白だった。
「そういえば二人は飯まだだよな?」
竜族の講義を終えて素に戻ったヒントは俺たちに親しみを感じたのか敬語ではなくなっていた。
「まだ食ってない。ペコ腹」
「私もお腹空きすぎてお尻と頭がくっつきそうです」
「ペコ腹じゃなくて腹ペコだし、くっつくのはお腹と背中だよ!」
と俺たち二人のボケにつっこめる位には打ち解けたのであった。
一応予備情報として
コルク村編=シロー登場編
ギルド編=主要人物登場編
という感じとなっております
そこから先は結末以外未定なんで作者自身もどうなるか楽しみでもあり不安でもあります
ではこれからもよろしくお願いします!




