その称号は
「…こ、これは…一体何だ…?」
シャルビィが理解不能といった表情をしている。
俺のギルドカードはこうだ。
名前:シロー・タチバナ
年齢:18
出身:異世界
所属:ガルト
tpt:0
Fリスト:2
ランク:F
チーム:なし
二つ名:なし
称号:神の希望
「異世界だと…?」
シャルビィは俺のギルドカードの出身の部分にタッチする。するとギルドカードの画面が切り替わる。
出身詳細:日本国東京都M区
へぇ~。タッチすると詳細が見れるのか。確かにシャルビィのギルドカードを見た時にtptがニ千万って書いてあってぴったりニ千万なのかな?と疑問に思ったんだよな。あれも多分タッチすると端数が見れるのだろう。
次にシャルビィは称号の欄をタッチする。
称号詳細:神の希望を叶えるため異世界から召喚された少年。
「…お、お前…何者なんだ?」
「そのまんまだよ。異世界から来たんだ。これで俺が何もこの世界について知らなかった理由の説明にもなるだろう?」
シャルビィは考え込んでいる。いや理解しようとしているのだろう。俺はそんなシャルビィの態度に好感をもった。
「そうか。私が見込んだ男はやはり規格外だったか」
そう言ってシャルビィはニヤリと笑ってその話は終わった。
そのあとこの世界についてレクチャーしてもらいながら必要なものをどんどん購入していった(というかしてもらった)。
「ギルドでもうクエストには挑戦したか?」
「いやまだだよ」
「そうか。基本クエストは自分のランクより二つ上までしか受けられないぞ」
「なる。じゃあランクを昇格するにはどうしたらいいんだ?」
「それはギルドの泉が判断する。だから一概にこうすればランクが上がるという事はない」
「すげーな。ギルドの泉」
しかもギルドの泉は世界中のギルドにあるらしく情報が全て繋がっているらしい。まるでインターネットみたいだ。
俺は結局ギルドのクエスト、Dランクである『ゴキブリン10体の討伐』を選んだ。
理由はどうしても気になったからだ。
ゴキブリンというあの黒の悪魔を連想させる名前に。




