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折れた牛角
かつてある王国を、 闇が三度にわたって襲った。
その最初の闇が牛角ゴルドーであった。闇から生まれ、
目に入ったもの全てを破壊した。だがその破壊も一人の男によって角が折られた事で終わりを告げた。角と力を失ったゴルドーは地下深くへと封印された。しかし封印された後もゴルドーの怒りは増し続けた。それは己の角をへし折った者への怒り。我が象徴を奪った男への報復心がゴルドーを支配した。怒りに任せ、彼は何日も何回も地下の結界を殴り続けた。それから何千回も殴っていた時、突如結界は破れた。そして結界の先に立つ一人の男が囁いた。
__存分に暴れなさい。あなたを追いやった存在を破壊するために。
その囁きと共に牛角の体に力が湧いてきた。それは勇猛や聖なる力に程遠い、憎悪と破壊本能だった。
我が敵はアルバート。どこまでも追いかけてこの手でお前を叩き殺してやる。




