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第79話 結界・・・


 私は階層を登っている最中だ。


 透明化能力インビジブル と望遠透視能力ルビーアイ を駆使し、ダンジョンを走りぬけている。


 少しでも時間短縮の為、すれ違うモンスターを一瞬で狩り、口に放りこみながら登っていく。


 たかが14階層だ、休まず登りきってしまおう。


 入口についたら休めばいい、そんな考えで進んでいる。


 上階にいくにしたがって、強いモンスターがいないので思った以上にすんなり進める。


 望遠透視能力ルビーアイ で透視できるので階段の位置もすぐ把握できるので登りきるのは容易い。


 思っていた時間より早くたどりつきそうだ。


 ・・・


 残り5階層になったら階層の使われている材質が変わった。


 なるほどここからは、原地域で使われている石材みたいものなのか。


 魔力が全く感じられない。


 それにダンジョン内が真っ暗なのである。


 一端6階層で休んでしまおう。


 ここで石片を大量に集めておき、アイテムボックスへ収納しておく。


 地上では魔力回復できるのがどの程度になるかわからんからな。


 ダンジョンから魔力供給してくれると言う話だが、どのくらいの供給かまた止まってしまう可能性だって否定できない。


 何があるのかわからないのだ、安全策をとって石片をできるだけ集めておく。


 それでは一端休んでしまおう。


 ・・・


 起き始め、大量の石片を腹である口のなかに放り込む。


 それでは、先に進もうとするかな。


 5階層へ入ってからは暗闇に襲われる。


 だが私は望遠透視能力ルビーアイ が使える。


 薄赤い赤外線が張ったように見えるので問題なく進める。


 やはり下の階層は特殊な石材でできていたのだな。


 まったく違うよそおいに戸惑うがなんなく上階へ登ってこられた。


 ここが1階か、ここだけはただの広い広間になっている。


 そういえば確か冒険者のやつらが転移する魔法陣をかけていたと言っていたが、その形跡があった。


 なるほどやつらが言っていたのはこの魔法陣の事か、黄色い円形の3メートルくらいの魔法陣が床に書かれ光っている。


 解き方がわからないな、でもこんな魔法陣はもう必要はないだろう。


 私は重力弾グラビトン の魔法を使い、転移魔法陣らしきものを上から押しつぶすイメージをし唱えた。


 書かれていた魔法陣は陥没し、光は消え失せ魔法陣は消え去った。


 これでいいだろう、余計なものは必要ない。


 さてと入口へ向かうとするか。


 私は慎重に入口へ向かう。


 入口に到着した。


 外から日差しが見える。


 ここが地上か、どうやら管理者が張っている結界は解かれているらしいな。


 入口のところはすんなり抜けられ外に出られたのである。


 だが望遠透視能力ルビーアイ で見てみると広範囲にドーム状の膜のような結界が張られている。


 ダンジョン入口半径50メートルくらいドーム状の結界か。


 その中だけは自由に動けるようだ。


 私は直視の宝珠を出し、入口へ着いたことを話しかける。


 話かけたとたん、からだから魔力があふれ出る感覚に陥る。


 なるほどこういう事か、これを使えれば結界の破壊も可能であろう。


 まずは神剣を使い私の体力回復といこうかな。


 神剣を強く握り魔法を付与する。


 超回復魔法グレーターヒール をかけ体力を万全な状態にする。


 では翼人というやつらが張った結界がどいうものか調べるか。


 触るのは危険かな。


 まずは石を拾い投げてみよう。


 私は小石を拾いドーム状の結界にあててみる。


 小石は結界に阻まれ弾け飛ぶ。


 なるほどこういう事か。


 弾かれるだけでよかったな、消滅や吸収されて消えてしまうのかとも考えていたから少しは安心できた。


 でも硬い膜の結界ではないな。


 望遠透視能力ルビーアイ を使い結界を見まわす。


 ドーム状の膜のなかに水が流れるよな流動しているエネルギーの回りが見える。


 エネルギーが循環しているみたいに見え強力な感じがうかがえる。


 さて、どうしたものかな。


 神剣で切り裂いてみるか、それとも魔法無効化デスペル を使って穴をあけてみるか、それとも魔法を一点集中でぶち当ててみるかなにか有効か模索する。


 うむ、端休みながら始めるとするか、観察しながらどれか有効か考えよう。


 少し休みはじめながらドーム状の結界を再度確認する。


 ・・・


 そうかここは地上だったな。


 入口から見た感じ日がちょうど開けたところで日差しが差し込んでいる。


 昼間行動したかったのでちょうどいい時間帯か。


 入口付近はまわりが岩場の何もないところなので地上に出てもぱっとしなかった。


 そうだよな、こんな危険なとこ辺鄙な場所だったほうがいい。


 そう思うのは寂しいが仕方ない事だろう。


 来訪者が来なければテーマパークとして賑っていたかもしれないな。


 先駆者の思惑が外れ感慨深いな、ほんとうに残念に思っているだろう。


 さてと、それでは試してみようとするか。


 まずは魔法だ初級魔法で試してみるか。


 まずは最初に雷玉サンダーボール の魔法を唱えどうなるか試してみる。


 サンダーボール、50センチだいの大きさの雷玉が結界にむかい衝突する。


 ぶつかった瞬間はじけ飛び雷玉は消え去った。


 うむ、見た感じマジックバリアの当たった消え方と同じだな。


 次は無属性魔法だ 無属性魔法槍エナジーボルト をぶつけてみる。


 魔法の槍は結界に阻まれ消えてなくなった。


 バリア系の結界だが永続的に張っているという感じか。


 次は重力飛球グラビトンレイ の魔法を試す。


 重力飛球グラビトンレイ は結界にあたるが少しだけ外に飛び散る傾向が見えた。


 これだこの魔法はいけそうだ。


 私は神剣に魔法を付与して重力飛球グラビトンレイ の魔法を試してみる。


 直系3メートル巨大な重力飛球グラビトンレイ  ができ私は発射した。


 結界にむかい激しくぶつかる。


 だが重力飛球グラビトンレイ は貫通し結界の外へ飛翔していった。


 さすがに神剣で魔法付与であげて、ダンジョンからのエネルギーがきていれば貫通はするか。


 しかし貫通した瞬間すぐさま再生をし結界は元どうりになった。


 元どうりというか穴がふさがったとしか見えなかった。


 それも結界の厚さ3メートルくらいの厚みがあったのが目に見えた。


 これは重力球の魔法と一緒に私が通ったとしても、結界が治る瞬間に押しつぶされされてしまうのかもしれないな。


 だが重力球は有効な気がする。


 ・・・


 次に神剣で切り裂いてみるか。


 触手を伸ばし神剣を強く握る。


 目の前の結界を切りさいてみる。


 神剣で切り裂いたがまるで水の膜を切っているような感じでただ切れ目の線だけが見えた。


 神剣の長さもあり切れるが貫通はしない。


 なるほどエネルギーが流れているタイプの結界と言うのはこういうものをいうのか。


 結界を解くのには難しいだろうな。


 外になにか装置などがあるのだろうか。それを破壊すれば良さそうなのだけど中からは到底無理みたいだ。


 ! 


 装置があるってことは外に翼人がいるかも知れないという事か。


 でも地上では存在できないと言っていたな。


 それではここにはいないのかな。


 結界に阻まれ索敵はできないので、望遠透視能力ルビーアイ  では見られるが今見ている範囲では何も特に見えてはいない。


 結界から外へ出ても危険が待っていると言うことか。


 慎重に行動すべきしかないな。


 あとは考えられるのは、魔法無効化デスペル のことか、でもこの結界にはまったく無理なような気がする。


 規模の大きさが違うのだ。


 魔法無効化はあきらめよう。


 ・・・


 先ほど使った重力飛球グラビトンレイ の魔法は有効だと思う。


 だがさすがにそのあと追って抜け出るのは無理だろう。


 連続的に打てれば可能性があるならばいいのだが、重力飛球グラビトンレイ を続けざまに放つのは難しいな。


 !


 そうか、応用が利くかな。


 雷連弾サンダーガトリング の重力飛球版だ。


 あれだったら無数に発射できる可能性がある。


 それにイメージも雷玉を重力球に置き換えればできるかも知れない。


 やってみる価値はあるか。


 私はイメージする、イメージどうり魔法ができる兆候が見える。


 ふふふ、試しにやってみようか。


 まずは神剣無しで試しにやってみる。


 私は魔法のイメージをする。


 重力飛連弾グラビティガトリング と唱える。


 目の前に直系2メートルの重力の球が現れた。


 大きな重力球から30センチサイズの無数の重力飛球が発射されるイメージをする。


 全弾発射だ。


 大きな重力球から無数の重力飛球が発射された。


「ドドドドドッ ドドドドドッ ドドドドドッ ドドドドドッ」


 鈍い重そうな音が結界にあたり木霊する。


 これはいける、結界は一瞬だが穴が開いた。


 ここから出られる道筋は見えた。


 だが問題はあった。


 タイミングだそれと魔法の効果だ。


 穴があきと通れるタイミングも重要だがそれよりも魔法の能力だ。


 飛ばしている重力球直線的に進んでいるがぶつかって落ちた場合その効果どうなるのだろう。


 効果が続いていて落ちたところが重力が発生し下に引き込まれる状態だったら巻き込まれて逆に結界に閉じ込められてしまう。


 すなわち結界に潰されてお陀仏だ。


 そうなったら即死確定か。


 これはやるのには不明な点が多すぎて無理かな。


 一端保留し次の手を模索しよう。


 私はいろいろ模索するが案が浮かばない。


 瞬間移動テレポート とか考えたがこれも怖くて使えない。


 超重力圧縮弾ブラックホール で全体の結界吸い込むのも無理だろう。


 一応、神剣で魔法を付与し雷連弾サンダーガトリング を唱え使ってみたが。


 少しだけ貫通しただけだった。


 さすがに3メートル級の分厚い結界を破るのは無理そうだ。


 試しに絶対魔法領域ホーリーフィールド の魔法を結界の上に重ねがけし道を作ろうと考えたがこれもうまくはいかなかった。


 絶対魔法領域ホーリーフィールド の結界を張った瞬間ぶつかりあい干渉して大爆発がおこった。


 あやうくくダメージをおいそうになってしまった。


 結界同士では反発してしまうらしく、この魔法も使えなかった。


 案外いけそうだと思ったのだが甘い考えだった。


 機械的生命体メタルハウンド に変身して、突進してみたが途中までいけそうだったが、3メートルの壁は分厚くはばまれ断念をした。


 これって無理ではないかと思ってきたな。


 気がついたら夕暮れになっていて、一端ダンジョンの中に入り食事をとって休むことにする。


 休みながら考えるが重力飛球グラビトンレイ の魔法が有効かも知れない。


 私でできそうなのはそれぐらいしか考えつかない。


 一か八かやってみるか・・・

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