第75話 模擬戦Ⅲ・・・
うむ、私としては、ほぼ使える魔法とスキルを出し尽くしてしまった。
でもこれで前守護者のドラゴンと少しは戦えるくらいには確認できたかな。
と言うか前守護者のドラゴンと戦うとわかったら、すぐさま超圧縮重力弾 の魔法ぶちかます予定なんだけどね。
出し惜しみは一切しない、それで今まで凝りているからね。
・・・
だが守護者のドラゴンは攻撃手段が全部見せてないと思うな。
ここは防御と逃げに徹して技を出させようかな。
それとも正直に攻撃手段見せてくれと言ってみたいが、そんな水を差すようなことこんな状況ではできないか。
私は模擬戦としてやっているのだが。
守護者のドラゴンは、なんか本気でやっているみたいなんだよね。
とりあえず私が死なない程度に防御と逃げるの繰り返すか。
あ、そうそう私が使う毒系の攻撃まだ使用していなかったな。
彼女と子供たちに使えるよに見せなくてはいけないな。
ちらりと彼女たちを見たが、こちらの攻撃に巻き込まれていないな。
それを見たら安心できた。
さてと毒攻撃が、守護者のドラゴンに有効かどうか試してみるか。
それが終わったら最終形態に変わりどこまで戦えるか試してみよう。
というか、守護者のドラゴン模擬戦ていう事忘れていないか?
もっと手加減してくださいよほんとに。
それに守護者のドラゴンがダンジョンから魔力供給していなければ勝っているのではないかとは言えないな。
・・・
私は間合いをとり、嘘でも力を溜めるそぶりをする。
そうでないと守護者のドラゴンは攻撃手段見せてこないだろう。
間合いを取りながら態勢を整える。
案の定、守護者のドラゴンは遠距離攻撃の魔法を使いだした。
からだをどっしり構え、後ろの大きな翼を広げはじめる。
そして聖なる槍 と唱えはじめた。
翼をひろげた守護者のドラゴンの周りには無数の光の槍が現れはじめる。
嘘、
あれってどこかの漫画で見たような攻撃だ。
光の槍がたくさん現われて中を浮いてるよ。
剣にしてほしかったな、そこが残念だ。
あの魔法の槍で攻撃してくるのね。
でもそれって数が多くないか。
一つでいいと思うんだけど。
守護者のドラゴンはまず最初の初撃か一振りの光の槍を放つ。
私はとっさによけるが真正面から当たってしまう。
ぐぅ、あれって追尾弾かよ。
これは受けるしかないか。
私は大きい触手に防御系魔法のバリアをかけ硬質化する。
どうせ食らうならさばくしかないな。
守護者のドラゴンは手を頭上にあげ振り下ろした。
無数に表れた魔法の槍はいっせいに私にむかう。
私は大きい触手で弾き返すことにする。
「シュン シュン バキ ドスン シュン バキン ドスン シュン シュン シュン バキ シュン ドスン バキン シュン シュン シュン バキ シュン ドスン バキン シュン バキン」
くぅ、さすがに数が多かったせいか全部はさばききれず何発かはからだにくらってしまった。
「痛いな」
・・・
守護者のドラゴンは大きい翼をはばたかせ、風嵐 と唱える。
私は俊足をつかい素早く回避する。
巨大な竜巻が発生し私にむかうが、かろうじてよけられた。
だが、壁面に竜巻があたり暴発し爆風が巻きおこる。
私はその暴風に巻き込まれてしまった。
「くぅぅ」
私は大ダメージをおってしまった。
すぐさま神剣を使い魔法を付与して超回復魔法(グレーターヒール」 をかける。
「ほほう、あれに耐えられるのか」
私は口から毒霧をはきだす。
赤紫色の毒霧が守護者のドラゴンにむかう。
だが守護者のドラゴンは風の刃 と唱え翼をはばたかせた。
毒霧を無散してしまう。
おまけに風の刃が私にむかってきた。
しまったこれは失敗だったか。
風の刃は私にむかいからだ全体を切り刻む。
「くそぅ」
幸いなことに下級魔法だったようで何とか耐えられたみたいだ。
守護者のドラゴンが使うと下級魔法クラスでも致命傷にはなりかねないか。
私は距離をとり、毒沼 の魔法を守護者のドラゴンの足元に発生させる。
床面に毒霧が発生する。
だが守護者のドラゴンには効果がなかったみたいだ。
守護者のドラゴンは床面に対し咆哮をする。
咆哮だけで床面に出した毒霧を吹き飛ばしてしまった。
うむ、あまり使わない魔法だといまいち使い勝手が悪いな。
逆にこちらがピンチに陥るとは、まぁ参考になるが戦いの最中だとあまりいいものではないな。
でもこれって模擬戦なんだよね。
それでは、これはどうだ。
私は上級魔法の酸性雨 の魔法を唱える。
守護者のドラゴンの頭上に雨雲のような霧が発生して、酸の雨を降らせる。
守護者のドラゴンはさすがによけることができず、酸の雨をくらう。
さすがにこれはきいているみたいだ。
守護者のドラゴンのからだから「シュー」と溶ける音がしてからだ全体から白い煙のようなものが立ち込めている。
この酸性雨の魔法は強いな、だが使い道があぶなすぎるんだよね。
守護者のドラゴンは竜眼開放 と唱える。
からだから虹色の闘気らしいものを出し解放させる。
解放した闘気で酸の雨雲が吹き飛んでしまった。
なんだ今のは見たこと無い技だな、それになんだか、かっこいいぞ。
私も使ってみたいな、今度できるか試してみよう。
私は距離を取り態勢を整える。
ふぅ、ほとんどの魔法とスキル使ってしまったな。
しかしあれだけの魔法を私が使って枯渇しないで使えるとは、おかしな話だ。
いつもだったら等に魔力ぎれおこしているはずだが、この部屋全体に魔力が密集しているせいか、私も魔法力が上がっいるみたいできれる様子がない。
だが直接的に魔力を得ている守護者のドラゴンのほうがかなり有利で羨ましいと思うよ。
ほぼ無限に、魔力が使えるのだからな。
さてとだいぶ時間もたってきたし、私の手の内をほぼすべて見せてしまったなどうしたものか。
そう思っていた時、守護者のドラゴンは話しかけてきた。
「ここまでよく戦ったな、そろそろ手の内が無くなってきたのではないかな」
まるで勝ち誇ったように言っている。
まぁ、実際もう手の内は無いんだけどね。
「管理者が認めたように、私もあらためて認めよう、みつぐ君」
おいおい、私の名前言いだしたよ。
まぁ、偽名だけどね。
「そうそう、私の事はゲイトと呼んでいいよ。
ここまで戦った栄誉の証だ。
我をゲイトと呼ぶなど、このダンジョンでは数人しかいないのだからな。
いきなりゲイトと呼ぶのは言いづらいだろう。
ゲイトさんと呼んでもらって結構だよ、みつぐ君」
カチン。
なんか今の言葉、感にさわったぞ、それにまだ負けていないんだがね。
模擬戦だが、こちらも最終形態は本気でやらせてもらおうかな。
どうせダメージ負っても回復するのだから問題なかろう。
私は最後の技を使うと、守護者のドラゴンに告げる。
守護者のドラゴンは、期待はしないがどうぞ好きにするがいいと答えてきた。
私が疲弊しているのでなにも無いと思っているのだろうか。
それではやらせてもらうとするか。
私は先に神剣に回復魔法 を付与し還元させ傷を回復する。
強化魔法と防御魔法をすべてかけなおし万全の状態で望むとする。
そして魔法無効化領域 をこの大部屋全体に展開する。
守護者のドラゴンのなんのまねだと言い放つが、私には少し思うことがあるので試してみる。
確かに意味はないかも知れない、守護者のドラゴンに魔力供給が壁や床から直接きている。
無効化領域 を使った理由は少しでも魔力供給が遅くなるのではないかと思い使ってみたのだ。
実際に守護者のドラゴンにかかっていたシールド系の魔法が一時きれているのだ。
私は神剣を持っているこの状態だと、自分自身には魔法が使えるので、先ほどかけた魔法のバフも維持したままなのだ。
これには神剣様様だと思っているよ。
模擬戦なので本当はここまでする必要ないんだが、先ほどの言葉でムカついてしまった。
ひとあわふかせてやろうと思ってしまったのだ。
最後だ本気でやらせてもらおう。
私は神剣を強く握り、最終形態のオリジナルスキル第一段階の機械的生命体 のスキルを使う。
これで一気に攻めるのだ、手加減なしでぶん殴る。
私はスキルを解放し、体系を変化させる。
近未来の生物殺戮兵器の様相にかわる。
守護者のドラゴンはこの姿を見てなんでこんなところにあの兵器が存在するんだと叫んだ。
変化した私のからだは銀色に代わり強化される。
大きな触手は先端に6枚の刃がつき8本の触手全部同じ状態になっている。
この刃はとてつもなく鋭い。
この状態で守護者のドラゴンを殴りつける。
私は素早く近づき、守護者のドラゴンを滅多打ちにする。
「ドカン シュバ ドカン シュバン シュバ ドカン ドカン
シュバン シュバン ドカン ドカン シュバン ドカン」
私は守護者のドラゴンを容赦なく滅多うちにする。
守護者のドラゴンは魔法無効化領域 の為防御系魔法が一時きれた状態だ、再魔法の詠唱はしていない。
その上に私の変形させた触手の刃は鋭く、いかに守護者のドラゴンの外皮が硬くとも防御魔法が展開していないので切り裂くことができる。
守護者のドラゴンの赤い鱗が無残にも飛び散る。
少したったら、そこには肉片と変わった守護者のドラゴンが横たわっていた。
守護者のドラゴンのは私の連撃に陥落した。
ふぅ、これでいいだろう。
とういか、守護者のドラゴンを倒してしまったけど問題は無かろう。
瀕死の状態だけど魔法無効化領域 を解けば問題ないく回復してくるだろう。
私は魔法無効化領域 を解くが、守護者のドラゴンは横たわったまま動かないでいる。
えぇぇ、死んではないよね。
私は少し焦る。
すぐさま、神剣を使い守護者のドラゴンに超回復魔法 を使う。
守護者のドラゴンは元どうりに回復したが意気消沈している。
起き上がり、「負けた私は負けたのか」 と言っているな。
ここは声をかけずらいな。
模擬戦の目的を達したので、このまま帰るとしよう。
おっと通路に置いていた彼女と子供たちにかけていた絶対魔法領域 を解かなくてはいけないな。
魔法を解除したら彼女と子供たちが寄ってきた。
模擬戦がどうなるかわからなかったが、なにより無事に終わってよかったよ。
さてと腹が減ったな、ここから寝床部屋まで遠いので狩りをしながら帰ることにしよう。
疲れたけど、まぁ仕方ないか。
私たち、ローパー一家は寝床部屋に帰宅する・・・




