本田善治~祠~
日本語がおかしくなっているところがあります。恐らく。
善治「きた・・・祠・・・」
いつも祠からは妙に冷たい風が吹いていた。
実はこの祠、俺の辛い思いと重大な関わりがあった。
それは入学直後のこと。
晴れて高校一年生になったおれには、不良という苦手な人種|(?)がいた。
恐らく、大概の人が苦手だろう。おれもその大概のなかのひとりだ。
当然、かな?・・・いじめもあるわけで。
不幸なことに、おれはその標的となった。
不良たちは下校途中の俺を取り囲み、荒縄でしばりあげた。なんでもってんだそんなもん。物騒な。
で、そのまま祠の後ろに放置されていた。
先程言ったとおり、祠からは冷たい風が吹いている。
後ろの板もスッカスカだから、当然、うしろにも漏れるわけだ。
俺はそのかぜを3時間浴びた上、インフルエンザになり、寝込んでしまった。
不良たちはおそらくざまあとでもおもっていただろう。チクショウ。
たしかそれ以来、この祠にはきていないはず。
祠の後ろをみると、少し朽ちた荒縄が放置されている。
これをみるたびに嫌な思い出が間欠泉のようにでてくる。
善治「おっと。」
本題をわすれていた。自由研究だ。
たしか祠のなかに、よくあるまるぅい鏡があったはず。
善治「開けるか。」
俺は祠の戸をあけた。なかにはまるいかがみがおかれていた。
だれも手入れしてないハズなのに、輝きは眩しい。キラッキラしとる。
善治「なんか・・・こういうのだと終末が和だな。なんか不思議でもねえかな。」
そう言い、鏡に触れる。
すると鏡は荒廃した街をうつしだした。
善治「!!」
だれでもおどろくだろう。アスファルトがところどころ欠け、大手ショッピングモールの建物も、いまにも崩れそうな外見になっている。
その風景をみて、俺はひとつ驚いたことがある。
この風景、よく見るおれの家のまえだ。
しかも、おれの家があとかたもなく崩れている。
善治「これは・・・」
それがきになり、自分の家だった周辺を手で触れると、鏡は冷たい風を発し、おれは鏡の中へすいこまれていった。そんなバカな。
善治「うわあああぁぁぁぁぁ!」
おれの声は鏡のなかに虚しく響き、そしておれは、奈落の底へとおちていった・・・。




