表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぷらすわん ~1しか上がらないけれど、最強が目指せます~  作者: 雷風船
第一章 運命の扉

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/99

追憶(23)レベル、1,200!



 一年が経過した。


 昨日、ステータスを確認すると、ちゃんと年齢も8歳になっていた。


 ということは、俺のこの世界での誕生日は、召喚された日、ということなのだろうか?


 師匠は、俺が8歳になったことを知ると、「お祝いできる日があるのはいいことよ」と言って、ケーキや豪華な料理を「つうはん」で取り寄せてくれた。


「師匠の誕生日は、何年前のいつなんですか?」


「ふふふ。知りたい?」


(ゑ?)


 少し、師匠の圧が強まったのが分かった。俺の額に冷たい汗が浮かぶ。


(や、やばい……)


 そうだった。女性に年齢関係のことを尋ねるのはタブーなことを忘れていた……誕生日はまだしも、生まれた年を聞いてはいけなかった。


 だが、固まった俺を見た師匠は、「ふふふ」と笑いだした。


「ほら。そんなことを気にせず、食べましょう」


 なんか、ごまかされたように思うけれど…………まあ、いいか。



 ■□■□



 そして――――今の俺のレベルだが、なんと! 今日、1,200になった!



 名前:ルイ

 種別:人族(異世人)

 年齢:8歳

 性別:男

 職業:■■■■


 レベル:1,200

 攻撃力:1,200

 魔力 :1,200

 防御力:1,200

 精神力:1,200

 運  :1,200



 師匠から、このレベルは人族では過去最高かもしれない、と言われている。


 まあ、レベルは人族最高かもしれないけれど、ステータスは1,200なんだけれどね。いや、ステータスが1,200なら強者と言われるし、しょぼくはないが、レベルと比べるとどうしても見劣りする。

 ごく普通の人でも、もしもレベルが1,200に到達することができたならば、ステータスは最低でも10,000を超えるのだから。


 唯一、誇れるとするなら「運」も1,200に到達したことだろうか? すでに師匠の60倍の数値だ。


 とはいえ、運以外の俺の1,200のステータスは、言ってしまうとレベル100の普通の人ぐらいしかない。ステータスの伸びが良い人ならば、レベル10も十分に有り得る。実際、召喚されたときにいた少年のステータスはレベル10で、魔力以外は1,200を超えていたし。


 師匠曰く(いわく)、もし、レベルが1,200の「勇者」がいるとしたら、各ステータスも6桁に到達しているそうだ。まあ、ステータスが6桁に到達した人族は、師匠もまだ見たことがないらしいが。

 それでも可能性の話として、ステータスの伸びが良い勇者なら、50万もあり得るのでは、と言っていた。あの少年も、限られた人たちの一員だったということか。


 その時、俺の知識が、何かを伝えてきた。


『わたしの戦闘力は530000です。ですがもちろんフルパワーであなたと戦う気は――――』


(うん? なんだ、これ?)


 少し高音の上品そうな男性の声だったけれど…………


 まあ、危険があるようには感じないから、あまり気にしになくてもよいか。


 それよりも……


「師匠、どこまでステータスを上げると良いですかね?」


 魔草抜きチャレンジを始めたとき、師匠は1,000本を目標にと言っていたはず?


「確か、魔草を1,000本抜けるように、じゃなかったでしたっけ?」


「違うわよ」


(え?)


「魔草を毎日スムーズに抜けるようになるには、各ステータスが1,000になれば、と言ったのよ」


 そうだったっけ?


「今は、一本抜くのにそんなに時間がかからなくなったでしょう?」


「はい。15分ぐらい?」


「ふふふ。しっかり成長できたわね」


 満足そうな師匠を見ると、俺も嬉しくなる。


 レベルが50を超えた段階で、一日かければ一本が抜けるようになった。

 一時間で一本抜けるようになったのは、2か月前ぐらい。レベルは300ぐらい。


 そして、「しゅうのう」のひらがなスキルはめちゃ役立った。これのおかげで、わずか2か月でレベルが900上がったといって良い。

 やはり、「しゅうのう」が生えたのは、俺のステータスを早く上げたい、という欲求が関係していたのかもしれない。

 生活スキルの「収納」を使う際には、魔力が必要だから魔草原では使えないけれど、「しゅうのう」のひらがなスキルは、魔力を消費せずに発動できる。「魔力ポーション」が使い放題になった。


「魔力ポーション」を用意してくれているのは師匠なんだけれどね。

 一応、俺にも「調薬」のスキルが生えてくれたので作ろうと思えば作れるけれど、師匠からは「調薬」のスキルを発動させる魔力があったら、レベルアップに使った方がいいと言われたから、そうしている。


 ということで、魔力ポーションを使えば一日フルで、今ならレベルを20以上上げられる。つまりステータスも20以上、伸ばせるということだ。

 まあ、授業とか修練とか、いろいろ師匠には教えてもらっているから、今だに「魔草抜きチャレンジ」は一日5時間に制限しているのだけどね。


 いずれ、その場で魔草を簡単にスポスポ抜けることを目指したい。


 そして、レベルが1,200になった俺に生えたスキルの数は60。最初から持っていた「ぷらすわん」と合わせると、全部で61になった。「ぷらすわん」の力で、レベルが20アップするたびに必ず何かのスキルが手に入った。


 そのうち、ひらがなスキルは4つ。生えてくるタイミングに法則性はなくランダムだけれど、おおよそ5%と考えてよいのかな。滅多に生えないから、珍しいのは確かだ。


 普通のスキルは、一番最後に生えた「発酵」を除くと、全て★5になっている。

 ひらがなスキルもそうなんだけれど、生活スキルが生えることが多いような気がするのは俺の気のせい?


 俺はもしかすると、闘争本能が強くないのかもしれない。あるいは、スローライフに憧れていたとか?


 まあ、いいか。


 とりあえず、今の俺に生えたスキルについて確認しておこうか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ