4.おなかに笑い虫を飼っている部長様
新年一発目!1月1日0時です!あけましておめでとうございます!
めちゃ遅投稿たー兄さんですが・・・今年もよろしくお願いします。
「・・・。」
「・・・。」
気まずいです気まずいです気まずいです気まずいです。
なにが嬉しくて上司とファミレスなんですか。・・・ところでなんでファミレスなんですか!?嬉しいですが!
のりのりでオムライスを頼んだ過去をもう見たくないです・・・。
で、部長の注文はというと・・・「水。」
注文ってご存じですか!?と心の中で悶絶したのも遠い思い出です(5分前)
さすがに人のよさそうな店員さんに引き攣った笑みを向けられて、「コーヒー。」と言ってましたが!
「・・・か。」
「なんだ?」
「いつも、ご飯、食べてるんですか。」
沈黙。
・・・あれ?
私おかしいこと言いましたか!?
部長は美しい黒髪を揺らしながら、肩を震わせています。
お冷の氷がカラン、と音を立てました。
「・・・くっ、はっ、くっくっく・・・はぁっ、はははっ・・・」
かと思ったら声を漏らして笑い出しました。
いつ終わるのか・・・と待っていましたが、一向に止まる気配がありません。
目じりに涙を浮かべて苦しそうに呼吸しながら爆笑してます。
ツボ浅いですね。・・・それ以前にツボあったでしょうか?
「あの・・・部長?」
「くっ、はっ・・・ふ、はは・・・」
「部長!」
なんなんですか、噂では完璧な部長様!欠点はおなかに笑い虫を飼っていることでしょうか!
・・・はっ、まさかそれが原因で彼女に振られ続けて、ついに私にまで・・・?
なんとかわいそうな方でしょう。これは私が一肌脱がねば・・・ですね。
「部長、落ち着きましょう。大丈夫ですよ。」
「おっ・・・お前のせいだろ。なんだよ、最初の質問が・・・ご飯食べてますか?って・・・。食ってる!食ってるよ。」
あ。嘘ですね。ばんばんに黒い影出てますよ。
な~んて、言えるはずもなく。
嘘が見破れるなんて、簡単に口に出せば、何されるかわかりません。
・・・もうあんな経験、もう二度と・・・
「・・・たとえばどんなものを召し上がっているんですか?」
「・・・おにぎり。」
これはほんとですね。たまにの食事でしょうか。
手作りしてるようには見えませんし、彼女のみなさまは部長の笑い癖に愛想をつかして振られた(誰も言ってない)ので、コンビニのものでしょうか。
なんて、ストローをもてあそびながら考えているうちに。
「お待たせいたしました。オムライスと、コーヒーでございます。」
「はぅ!ありがとうございます。」
「あ、コーヒーはこっちです。・・・くっくっくっ・・・」
しつこく笑う方ですね。
にしても美味しそうです・・・デミグラスソースではなくトマトソース!
絵本を読んで憧れたような、お手本のオムライスです。
ふわぁぁぁ!!
上目遣いで部長を見つめると、うなずいてくれました。
食べていい・・・と、彼の目が言っている気がします!
卵にスプーンをさすと、赤いチキンライスが覗きました。
ゆっくりと口に運んで、口の中に入れると・・・んぅ・・・美味!
「・・・食べてるところ悪いが、本題に入る。」
悪いと思うなら話しかけないでください。
ていうかコーヒー一口も飲んでませんね。
「俺はすぐ会社に戻る。・・・で、今日からお前は俺の妻だ・・・といったな?」
「ふが。(はい)」
「具体的な内容だが、籍は入れる必要ない。ただ、会社と俺の友人に妻として紹介したい。それに伴って同棲も考えている。かまわないか?」
ちょっ、はっ?紹介?同棲?
「ほががう!?(同棲!?)」
「そのほうが自然かと。・・・で、会社と友人に紹介する理由だが、会社ではパートナーがいるほうが好感度が上がり、地位を上げやすくなる。今の役員は全員既婚者だ。俺の友人は・・・俺にパートナーがいないことをずっと心配しているからな。さすがに安心させてやりたい。」
「はぐ・・・ほぐごごご。(へえ・・・そうですか。)」
分かりましたが・・・なぜ私なのでしょう?
僕もオムライス食べたい




