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Soul Arms  作者: ゴローニャ
2/5

一話

それから月日は流れSoul Armsは安全性を評価され競技人口が年々増えていった。

しかし空間を必要とし通行や店への侵入などが妨害されることがあるためSoul Armsへの法律や条例がいくつができた。

人 々が工夫し楽しんでいく中で開発から3年で日本大会やアメリカ大会など各国で大会が始まり、5年目には世界大会まで開催された。

そして開発から10年、リアルタイムで中継を見ていたあの少年...天光あまびかり まもるは15歳になり中学を卒業し春休みの間に友達とSoul Armsの契約に行こうとしていた。

「えー...申請書に身分証、持ち物は大丈夫かな」

カバンに荷物をいれ契約することにわくわくし落ち着かない様子の護。

「にしても早く起きすぎたな、待ち合わせの昼までまだまだ時間があるな...」

「ああぁぁ!!早く来いよもー!」

退屈そうにソファに飛び込み天井を見上げる。暇になるのも無理はない、待ち合わせは2時だが護は6時に起きいままだ7時を迎えたばかりだ。

両親はこの日は朝から仕事のため家には誰もおらず護一人である家の中がしんとしていた。暇すぎる護はついウトウトしてしまい眠っていた。

護が目を覚ましたのは携帯にかかってきた電話で、相手は今日待ち合わせしていた葛葉くずは 花蓮かれんだった。寝ぼけながら護は電話に出ると

「いまどこでなにしてるの!!」

いきなりの怒鳴り声に驚く護だったが花蓮は続けて怒鳴る。

「今何時だと思ってるの!!!」

護ははっとなり近くの時計を見ると待ち合わせ時間を超えており2時半であった。

「ごめんごめん暇だったからt...」

「いいから早く来なさいよ!!!!」

「はっはい...」

急いで待ち合わせ場所の駅前に向かった。そこにはイラついた表情の花蓮と呆れている淦屋あかや せいが待っていた。

「全く、自分から誘って忘れるとは...」

「やっと着いたのね」

「ごめんなさい...」

「まあいいわ早くいきましょ」

「そうしよう、はやく契約したい」

「それじゃさっさと行きますか!」

「なら忘れるなぁ!!」

護の言葉につっこむ二人だがいつものことなので二人の護への怒りや呆れは収まった。

「ねー二人とも武器のイラストどんなのにした?」

花蓮は契約申請のための書類と一緒に受け取った武器のデザインについて質問をした

「待った!」

花蓮の質問に対し護は急に答え

「急に何?」

「せっかく三人で行くんだし契約後すぐ対戦しようぜ」

「それはいいけどさっきの答えに」

「だ~か~ら~!そのときに武器見せ合おうってこと!」

「お前にしてはいい提案だ」

「なんかそのいい方ムカっとくるなー」

「褒めているんだ」

「いっつもバカn,,,」

「はいはい、いっつも同じようなことで喧嘩しない」

「それじゃ話し戻すけど3人だとどう戦う?」

「考えもなしにお前は...」

再び呆れる聖だったがちょうどSoul Arms専用の施設、「レイルフロント」につき、三人は中へ入ると入口付近の係員に案内されそれぞれ別の部屋で手続きが進んだ。

「それでは新規契約ですのでSoul Armsの説明とこれからの契約のことの説明をさせてもらいます」

「はい、お願いします!」

やる気に満ちている護を見ると係員は護の書いてきた書類を見ながら

「では、Soul Armsのルールは大方理解されているそうなので変更点や注意点を説明します。」

「特殊な空間内では肉体には傷をつけないとありますが衣服やアクセサリーにも触れることもできず、逆に言えば武器は相手の武器と持ち主しか触れることができないということです。

「次は武器とスキル、タイプについてです。武器はこれからあらかじめデザインしていただいたものを護様のコンバットカードに反映させます。武器は自分のデザインや使いかた重量で構いませんがスキルはわが社で認められているものをコンバットリストに設定してください。」

「スキルは勝手に作られるとなにが起きるのかわからないのでご了承を、しかしスキル案は募集していますので書類が必要ですが応募してみてみてください」

「タイプは攻撃力重視のパワー型、速度重視のスピード型、このふたつの平均をとったのがバランス型となります」

「これで説明を終わります。別室で先ほどの書類から武器を反映しているのでその間にスキルとタイプを設定しましょう」

と護はスキル一覧の映像とタイプごとの説明が入っているタブレットを渡され

「それを参考にスキルを3つ選んでください。その3つを設定します。タイプを決まったのを一緒にお伝えください」

映像を見て目を光らせ今までイメージしてきたスキルを選んだ。

「これで武器はスキルの設定は終了です。最後にこの書類にサインしてもらえば契約も完了となります。」

「わかりました、ありがとうございました」

「すぐコンバットリストとコンバットカードは渡せます、不具合があると困るので先ほど一緒に居た御友人と武器の形状を確認してください。」

係員が話している間にサインを済ませた護

「これで大丈夫ですか?」

「はい大丈夫ですよ、それではこちらを」

係員が箱を持ってきて開けると二つのケースが

「こちらのケースの中身がコンバットリストでこちらがコンバットカードです」

出てきたものに目を輝かせ見る護に係員は

「リストはサイズを合わせてつけていただきカードはケースの中にあるスリーブをしてください」

「これで契約は終了ですお疲れ様でした」

「ありがとうございました」

と出口のある待機室のほうへ向かうとちょうど聖も出てきた。

「聖終わったの?」

「終わった、その様子だとお前も終わったようだな」

「終わったよ」

一言だけ返事し周りを見渡すが花蓮の姿はまだ見当たらない。

「花蓮はまだのようだな」

「あいつなにで時間かかってるんだよ...」

「仕方ない」

聖はこの言葉と同時に右手首についたコンバットリストを見せ出口のほうを見る

「目の前の公園はSoul Arms専用になってるらしい」

「のった、やるか!」

「決まりだ行くぞ護」

「OK!!」

二人は軽く笑みを浮かべ勢いよく外で出る。

公園のコートを一つ使い中心を対称の距離に立ち互いのコンバットリストを向ける。

護の右手には護のデザインした白く輝く剣、「ガラティン」を構えた。

反対側の聖の右手には聖のデザインした逆手刀の「布都御魂フツノミタマ」を構える。

「逆に武器持つって性格曲がってる聖にお似合いだな」

「うるさい護も護らしく単純な武器だろ」

「シンプルイズベストだ!!」

「ふん、まぁいいやるぞ」

単純な護でも今日の、正確にはこの時の聖はいつもの冷静さを出しながら護に負けないぐらいの闘争心があるのがわかった。

その闘争心からか先に一歩踏み出したのは聖だった。

地面を思いっきり蹴り護に近づき右手の刀で斬りかかる。

「おわっと...っと...」

戸惑いながらも聖の攻撃を避け後ろに下がる。

「のろまな護でもまともに動けるか」

「自分でもはっきりわかるぐらい動けるよ」

「なら全力で行くぞ」

「普通でも全力で来いよ!」

「わかっている」

言葉と同時に聖は思いっきり再び護に攻撃を仕掛ける。数回聖の攻撃を見るうちに護も攻撃を受けはじくようになった。

そして、攻撃をはじきできた隙にカウンターで護も攻撃を仕掛け、互いに距離をあける

「動きが読まれたか」

「聖も単純なんだよ!」

「そうか、なら!」

一歩踏み出しそこから飛ぶ。護から見て右手側へ向かい空間の限界地となっている壁を蹴り体を回しながら護へ刃を向ける。

護は左側へ軽く移動し聖の刃に自分の武器の刃をぶつけそらし護は次の聖の攻撃に対する回避行動をする、がそれは「次」の攻撃への行動でありさらに次の攻撃は被弾した。

そこで初めて護のHPゲージが削られた。

「やっぱ聖はスピード型か」

「単純な護はバランスのようだな」

「単純単純うるさいな!、こっちから行くぞ!」

「来い...」

言葉通り今度は護が聖のほうへ剣を向け思いっきり突進していく。

(単純め...)

そう思った聖は護の左側に避けるが剣を両手で持っていた護は左手に持ち左足を軸に一回転し聖を聖の武器どこ吹き飛ばす

「へへんっどうだ!」

「少しは考えたようだな」

「負けっぱなしじゃだめだからな!!」

「まぁいい次はこうだ」

聖は右手のコンバットリストを反応させスキルを使用しようとした。

「いいぜやってやる!」

護もコンバットリストを反応させスキルの準備に入る。

聖の右手の周りは冷気を纏い、護の右手は熱気を纏う。

そのままお互いに武器に移し一旦後ろに下がり空間の中央目がけて思いっきり走る。

とてつもない衝撃と共に10分の時間経過により攻撃で通りすがったお互いがお互いに背を向ける形で戦闘は終了した。

二人ともその場に倒れこみ、

「あはははは楽しいな聖」

「ああそうだな」

疲れ切りながらも二人とも笑っている。

「なぁ護、今回は引き分けだ」

「わかってる、だが聖よりは強くなる」

「負ける気はない」

そんな楽しんでる二人を見る人がいた。

「誰か忘れてない?」

ちょっと怒ったような表情の花蓮が二人の前に来た。

「契約終わったの?」

疲れている護が聞くと

「あんたたちより早く終わったから!!」

「隠れて驚かそうと思ったらそそくさと戦闘初めて!!!」

「入り方がわからなかったの!!!!!」

さっきより勢いを増して怒る花蓮にビビる護

「ごめんごめん..,」

「まぁいいわ、けど戦闘するよ」

「疲れて動けません...」

「えっ!なら聖!」

「今だけは護と同意見」

「聖まで...」

「ならまた今度でいいよ」

「ありがと、それじゃ帰ろうか」

立ち上がり公園から出るために少し歩いたら

「動けるじゃない!」

花蓮の言葉にギクッとする二人

「い.いやあの、歩くのと戦闘するのは違いますし...」

「次戦闘したら帰れなくなる」

二人はこう返すと花蓮はさすがに諦めふたりは安心した。

(今の花蓮の相手するとボコボコにされそう)

(同じく...)

そして帰り道

「歩くだけならできるだろ」

「無理、辛い...」

徐々に歩く速度が遅くなる護。

「しっかりしなさいよ」

「おっかしいなこんなもんで...」

「あっ、寝てて昼ごはん食べてないや」

「はぁ...バカだないつも」

「ほんとね、困るよ」

こうして護たちの物語は始まった。 (^<^)

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