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真っ白なページに綴る、僕の青春  作者: Minateru


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45/50

第四十五頁 ― 距離なんて相対的なもの

コツ…コツ…

本棚の間、白い照明が店内を満たす中

出口の外側では、人の列がどんどん中へ入ってきている

空いていた場所にも、少しずつ人影が増えていく

まだ綺麗に並べられた白いノートがある場所で

一冊の妙な本がその真ん中に置かれていた

二つの手が同時にその本へ伸びる

二つの視線が、動きを止めて互いを見つめ合う

……

サッ!

「ごめんなさい!」副委員長は慌てて手を引っ込め、胸を強く抱きしめた

「取ろうとしてる人がいるなんて知らなかった!」

パッ!

「僕もだよ!」私は慌てて手を後ろに回し、目を逸らした

「その本にすでに人がいたなんて知らなかった!」

「全部僕のせいだ!」

「違うよ!」副委員長は何度も首を振り、髪を軽く揺らした

「私のせいよ!」

「それが君のだなんて知らなくて…」

「つい手が…」

「へっ?」私たち二人は同時に固まり、体をゆっくりと本の方へ向けた

「でも僕は…」私たち二人は同時にその本を指差し、体ごと向き直った

「が…」

「その本を…」

アハハ…

「僕はそう思ってたんだよ!」私は額に手を当て、顔を後ろに仰け反らせた

「結局ただそういうことだったのか!」

ハハ…

「……」副委員長は手を口元に当て、唇を小さく微笑ませた

コツ…コツ…ゴツッ!

「すみません!」一人の女の子がうっかり副委員長の背中にぶつかった

「い…いいえ、大丈夫です…」副委員長は体を起こし、目を細めながら言った

「気にしないで…ください…」

………

ザワ…ザワ… ザワザワ…

周囲の空間が、今や少しずつ狭まっていくように感じられた

本棚の間を歩く足音

あちこちに散らばる人影

スッ…スッ…

副委員長の両手が小さな買い物かごを強く握りしめる

一歩、また一歩と、私に近づいてくる

視線をあちこちに素早く走らせながら

ポリ…ポリ…

「どれどれ」私は頰に手を当て、本棚の方へ目を向けた

「まだ何が必要だったっけ?」

「理系は全部揃ったし、語学も大丈夫だな」

コツ…コツ…

「そうだ!」私は遠くの棚へ進み始めた

「まだ社会科の何科目か揃ってない!」

「急がないと!」

……

スッ…

副委員長の足がぴたりと止まった

視線を忙しく動かし、体を小さく縮こまらせる

頭を何度もきょろきょろと回しながら

唇が小さく一つの名前を呼んだ

「戸上さん…戸上さん…」

キョロ…キョロ…

床の上を不規則な足取りで歩く

人混みの中で体をくるくる回す

目を大きく見開いて一人の姿を探す

周りの人を避けながら頭を忙しく動かす

ザッザッ…ザッザッ…

「見つけた」副委員長の唇が小さく動いた、体が春の方へ飛び出した

…………………………………………………………………………………………………………

スッ…

「やっと見つけた!」私の顔に明るい笑みが広がり、大きな地理の本を両手に持っていた

「何軒も本屋を回って…」

「まさかあそこにあったなんて…」

ビクッ!

パタ...パタ…

私の体が突然後ろへ飛び退いた

地理の本が両手の中で跳ねるように揺れる

顔が強張り、目がその本から離れられない

そして見慣れた影が、すぐ隣に立っていた

ふぅ…

「危なかった…」私は頭を下げ、目を閉じ、本を強く抱きしめた

「いきなり何してんだよ?」私の顔が次第に歪み、その影に向かって目を細めた

「あんなことしたら危ないだろ」

「もしこの本が何かあったら…」

ひくっ…ひくっ…

目尻に小さな水滴が浮かび始める

体が小さく何度も震える

両手を強く握りしめ

唇を震わせながら、なんとか言葉を絞り出す

「私…私…私…」

「私…知らなくて…私…」

トサッ…

地理の本が床に落ちた

「副委員長!」私は慌てて立ち上がり、両手を慌ただしく振った

「そういう意味じゃないよ!」

「誤解だよ!」

「僕が口が悪かっただけだ!」

タッ…タッ…

「う…ううん、大丈夫…」副委員長はゆっくり後ずさり、目を逸らしながら言った

「の…せいじゃない…」

「私が…突然…」

「ちょっと待って…話を聞いて…」私は手を副委員長の方へ伸ばし、目を離さなかった

ピタッ…

髪が空中で乱れ、体が一瞬止まった

目を見開き、言葉が出なくなった

副委員長の目の前には今…

ガヤガヤ…ガヤガヤ…

あらゆる隙間、あらゆる通路が人で埋め尽くされていた

……………………………………………………………………………………………………………………………

ガヤガヤ…ガヤガヤ…

下の階、人々が押し合いへし合いしている中で

棚は満杯になったり空になったりを繰り返し

青い制服の店員たちがあちこちを走り回っている

二つの影が、上の階から

視線を周囲に走らせていた

両手で手すりを強く握りしめながら

……

ふむ…

「さっきから知った顔、見なかったか?天宮さん」白川は額に手を当て、首をぐるぐる回した

「制服だけでもいいよ!」

「もしかしたらあの人たちかもしれないだろ?」

「……」天宮は小さく首を振り、手すりに額を乗せ、腕を長く伸ばした

「最悪だな!」白川は体を起こし、顔を少し歪め、両手を腰に当てた

「この調子じゃ二人が見つかるわけないだろ」

「戸上さんはまだいいとして…」

「でも黒見は…」

チッ…

「何考えてんだよあいつ!」白川は唇を軽く噛み、周囲を振り返った

「急にこんな人混みのところに一人で来て…」

「今まで人混みなんて苦手だったくせに」

......

白川の体が突然止まった

目を見開いて一つの影を見つめる

すぐ近く、壁の柱に体を預けるように長く横たわっている人影

二つの手が手すりの外側へ軽く伸びていた

ギュッ…

「まだ諦めるなよ、天宮さん!」白川は拳を強く握り、目を細めた

「遅かれ早かれ…」

「絶対にあいつらを見つけるから!」

「……」天宮の目が次第に虚ろになり、一度も瞬きしなくなった

「……」白川はゆっくり手を引き、下の階へ視線を移した

「天宮さん…天宮さん…」白川は目を見開き、手を軽く振った

「ほら、あの光景見てみろよ!」

「絶対面白いって!」

「……」天宮はゆっくり顔を上げ、前方を見た

彼女の目の前では、今、一人のおじいさんが大きなベッドを抱えて立っていた

口元に笑みを浮かべ、体をまっすぐに伸ばして

その隣に、一人の若い男の子

顔をしかめ、背中を徐々に丸め

両手に小さな白い袋を提げて

「……」天宮の目に次第に光が戻り、二人の姿から目を離せなくなった

スッ…

「あっちにもいるぞ、天宮さん!」白川は指を別の影たちに向け、唇に笑みを浮かべた

「こんな時に…」

「なんであの人たちだけ客がいないんだ?」

フッ…

「……」天宮の唇が小さく微笑み、体をゆっくり起こした

スッ…

「それからあれ!」白川は手をまっすぐに、小さな売り場を囲む人々の群れに向けた

「あれ…」天宮は手を伸ばし、人々が必死に手を伸ばして奪い合っている売り場を指した

二つの手が、同時に一つの売り場を指す

視線がゆっくりと互いに向かう

体が無意識に少しずつ近づいていく

フフッ… フフッ…

二つの笑みが、唇に浮かんでいた


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