2.オカルト研究会
ここはオカルト研究会…
オカルト好きが集う場所…
では無く、ただのサボり場である。
「うぃーす」
「やっほ、会長。」
「俺一応先輩だからな!?佑樹。」
「いいじゃん、別にさ。ほとんど上下関係ないしさ。」
そう言ったのはオカルト研究会の田中佑樹だ。
タメ語を使っているが一応一年生だ。
「そんなのここに求めても無駄だって。ね?会長?」
「もういいや…好きにしろよ、光輝。」
今光輝と呼ばれたのは、一年の宮下光輝だ。
「こんにちはー、って何してんの?アタシも混ぜてよ。」
「こんにちは、秋先輩。」
「なんで秋には敬語なんだよ!?」
なんでオカルトにはこんな生意気なやつしかいないんだよーと笑う悠斗。
「普通に考えなさいよ悠斗。こんな生意気なやつじゃないとオカルト研究会とかはいらないからね。」
「なんだよ…お前委員会じゃねーのか?ってかやっと英語抜けてきたんだな。マキ。」
入り口を見ると金髪の美人が立っていた。
彼女は藤井マキ。1年ほど留学していた帰国子女だ。
「こ、こんな美人といつ知り合ったんだよ。会長のくせに。」
佑樹のタイプだったらしい。
「だよねー、会長のくせにねー。」
お前らっ…と怒りをあらわにするがそんなのお構いなしに秋とマキは話しながらお菓子をつまんでいる。
「それでねー!面白い子に会ったんだ!」
「へー、どんな子?」
全員が話に集中し始める。
「なんかね、イケメンの男の娘がいたの。
でも女子制服着てたんだよ。」
「へー、て、ん?それ陽菜じゃない?」
部屋がざわつく。
「ちょっとマキ、その子のこと詳しく教えてくれない?」
誰もが思ったことを秋が代弁してくれた。
「えーとね…」
そうしてマキは話始めた。




