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天尊降臨 ~神々の子は諸天万界を旅する~  作者: ポンタ
第一章 玉修門の使用人・凡吉
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買い出しと残りのパック

 翌日――。


「……またですか?」


 いつものルーティンと朝食を済ませた凡吉は、自分が住んでいる小屋の前に立つ華鈴に対して無表情でそう聞いた。後ろには、当然のように小媛が控えている。


「いいでしょ。どうせ暇なんだから」華鈴は頬をぷくっと膨らませる。

「ところで、今日は何するの?」

「いつも通りです。

 山門から外門堂にかけて掃除。

 外門弟子や俗家弟子、参拝者の皆さんに振舞う朝食の仕込み。

 その後はまぁ……誰かが指示してくれます」

「じゃあ、決まりねっ!」


 そう言って、華鈴は踵を返してスタスタと歩いていく……が、凡吉が付いてこないことを知ると、振り返って言った。


「何してるの? 買い出しに行くわよ!」


……面倒くさがる凡吉だが、ふとある考えが頭をよぎり、華鈴に対して了承の返事をして小屋に引き返した。


               ※


 凡吉は小屋の扉に間に合わせの木材で作った『外出中』の立て札を掛けて、再び華鈴達と北山城へ買い出しに行くことになった。

 彼らが城に着く頃には、朝の時間帯になっているだろう。空を見れば、朝日の光が凡吉達を照らし始めていた。

 まだ早朝だというのに暖かく、これからまだ気温が上がりそうな予感がした。

 凡吉は小屋から持ってきた例の襲撃事件で山賊達が持っていた大半の持ち物を背負ったり持ったりしながら華鈴達に付いて行く。

 道中、華鈴と小媛が他愛もない世間話をしているので、これ幸いとばかりに凡吉は残っていた『練体境修練パック』を六つともすべて開封した。


【功法】

〈天耳通経〉: 遠方の音を拾う感覚強化の功法。

〈火焔功〉:非常に強力な火焔を放出する火気功法。威力を調整することによって戦闘から日常生活まで役に立つ。

〈七星霊法〉: 北斗七星を構成する七つの星の力を引き出し、組み合わせて多彩な技能を発動する功法。


【物品】

〈霊芝(れいし)〉×6: 煎じて服用すれば筋骨増強と反射神経向上を一時的にもたらす。

〈凝気丹(ぎょうきたん)〉×6: 服用すれば、内功を著しく増強させる。

〈経験丹〉×6: 仮想的な人生経験を得る特殊丹薬。獲得した経験値は修為塔にて取引可能。

〈神篇(しんぺん)逃走符〉×6: 使用すると、周囲千里以内のどこかに瞬間移動する。

〈雲散霧消符〉×6: 視界内に限定し、物理・霊的双方の障壁を一時的に無効化する。

〈縮地靴〉: 短距離転移と高速疾走を両立する靴装具。ただし、使用後の疲労蓄積が大きい。

〈瞬歩符〉×6: 高速移動術式の簡易版符札。緊急時の回避行動や奇襲攻撃に適している。

〈帰魂香〉×6: 故人の魂を呼び寄せ、記憶抽出を可能とする香料。

〈血煉丹〉×6: 怪我の治癒速度を劇的に高める薬剤。即効性が強く、長期戦での生存率を向上させる。

〈天授宝珠〉×6: 持ち主の潜在能力を上昇、解放する宝珠。使用時は肉体と内功が爆発的に上昇する。

〈天晶石〉×6: 神聖な霊気を宿した結晶。武具の強化素材や特殊な儀式の触媒として利用できる。

〈転魂符〉×6: 自分または味方の精神を他者に一時的に転送する符札。

〈太虚鶴翔符〉: 空中浮遊術式の高位バージョン。持続時間と高度制限が大幅に緩和されている。

〈天龍爪甲〉: 天龍の爪によって作成された爪甲。

〈龍麟兜〉: 物理防御力に秀で、精神干渉の低下(小)効果。

〈龍鱗鎧〉:物理防御力に秀で、気功系の攻撃力の低下(中)効果。

〈冥天羽衣〉: 素早さが上昇(大)・隠密行動時の気配遮断能力上昇(特大)

〈冥天刺〉:暗器。気配遮断状態での攻撃力上昇(特大)


(……どうなっとるんじゃ……)凡吉はそう思った。


 貯蔵塔に仕舞っていくアイテムが増えていく一方で、彼の悩みもまた比例して増えていくのだった。

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