第92話 謎の毛玉
熱気球のテスト飛行を始めたサクラたち。
熱気球を飛ばすことには成功したのだが、着陸の仕方がわからないことが判明する。
最悪の想定を覚悟するサクラ。
熱気球はかなりの高度まで上がっているので、流石に無傷では済まないだろう。
いくらサクラでも空を飛んだりすることはできない。
幸いなのはこれがゲームだということ。
仮に墜落しても死に戻りするだけだ。
サクラが空の景色を目に焼き付けていると、
「?あれは何かしら?」
何やら白い物体がこちらへ近づいてくる。
「白い毛玉?」
近づいてきた物はバスケットボール位の大きさの白い毛玉。
フワフワと宙に浮く毛玉は熱気球の周りをグルグルと回りはじめる。
すると、
「oh、気球が勝手に下がり始めましたヨ!」
熱気球の高度が徐々に下がっていく。
カレンは今、操作をしていない。
どうやら白い毛玉がこの現象を起こしているようだ。
熱気球はゆっくりと下がっていき、そして地上へと無事着陸する。
「サクラさん、カレンさん、おかえりなさい」
「テスト飛行大成功なのです」
地上にいたアンズたちが熱気球に駆け寄る。
「あれ?いなくなってる?」
気付くと助けてくれた毛玉はいなくなっていた。
一体何故サクラたちを助けてくれたのか。
そもそもあの毛玉はモンスターなのか妖精なのかすらもわからない。
しかし友好的な存在であることは間違いないだろう。
また再会できるといいな。
そう思うサクラだった。




