第77話 子猫とアンズ
アンズのカステラに釣られ現れた子猫。
姿を消すのが得意とは聞いていたが、まさか言葉通りだとは思わなかった。
カステラを美味しそうに食べる子猫。
それを優しい表情で見つめるアンズ。
カステラを完食した子猫は、
「ミャ」
アンズにすり寄る。
どうやらアンズのことを気に入ったようだ。
「サクラさんどうしましょう。この子可愛すぎます!」
珍しくアンズのテンションが高い。
子猫に懐かれて興奮している。
しばらく子猫とのふれあいを楽しんだアンズと共に一度柴犬コボルトの里に戻ることにした。
これはアンズがまだケット・シーの里に入れない為である。
子猫を抱きかかえたアンズと一緒にサクラはケット・シーの里の入口がある花畑にやってきた。
サクラは三毛猫に子猫を無事保護したことを伝えに行く。
三毛猫と共に花畑に戻り子猫を引き渡そうとすると、
「ミャー!」
子猫が帰るのを拒否した。
どうやらアンズと別れるのが嫌なようだ。
そこで三毛猫からアンズがとある提案を受ける。
それは子猫をアンズが預かるというものだった。
三毛猫としては子猫の所在さえわかっていれば問題ないらしい。
この提案をアンズは二つ返事で受けた。
こうして三毛猫からの依頼は無事完了し、アンズは子猫を預かることになった。
「これからよろしくね」
「ミャ」




