第75話 散歩
久々にウタマルと2人だけで行動するサクラ。
「ウタマル、散歩に行きましょうか」
「キャン!」
サクラとウタマルはまずビギンの街に向かう。
街を一通り散策してアンズの茶屋で一息つくと別の場所へ移動する。
次に向かったのは手乗りベアの森。
「ベア〜」
「キャン」
手乗りベアたちと遊ぶウタマルを見守るサクラ。
ここ最近は動き回っていたことが多かったので、こういったゆったりとした時間は心地良い。
というか元々このような過ごし方を求めてゲームを始めたのだ。
別にツバキたちと一緒にいるのが嫌という訳ではないが、一緒に戦ったり冒険したりするより、もふもふは眺めたり触れ合ったりするのが1番。
満足した様子のウタマルを連れ最後にやってきたのはケット・シーの里。
サクラとウタマルがやってきても気にすることなく各々自由に過ごす猫たち。
人懐っこいコボルトたちとは違い、彼らケット・シーはマイペースだったり気分屋が多い。
人がいようがいまいが彼ら普段通りに過ごしている。
そんな彼らの自然な姿を見ながらサクラとウタマルはケット・シーの里を散策する。
サクラとウタマルが軒先のベンチで休憩していると、
「ニャ」
三毛猫がやってくる。
「こんにちは。お邪魔してるわ」
サクラが挨拶する。
「ニャ」
「えっ、頼み事?」
三毛猫はサクラに頼み事があると言う。




