第67話 集めるといいことがあるかもしれない
「ニャ」
サクラがウタマルたちとケット・シーたちの様子を眺めていると、三毛猫と大きな黒猫がやってくる。
「ニャ」
三毛猫はサクラに渡した石について説明をはじめる。
三毛猫の話によるとどうやら他にも同じような石が各地にあるらしい。
そして石同士は出会うと合体するらしく、チワワコボルトの里で見つけた石が合体したのは正しいことだった。
ちなみにこの石はケット・シーの里を見つけるために必要ではなかった。
サクラがここに来られたのは別の条件を満たしたからだった。
おそらくあの場所を浄化したからケット・シーの里に来られるようになったと思われる。
石について話を戻すと、この石は資格ある人に渡しているとのこと。
しかしこの石を受け取ったからといって何かする必要はないらしい。
石を集めることは義務や使命ではないので無理に集めなくてもいいと三毛猫は言った。
「ニャ」
でもサクラなら勝手にそういうイベントに巻き込まれるだろうと大きな黒猫が言う。
「え、どういうことかしら?」
「ニャ」
とにかく気にする必要はない、今まで通り過ごせばいいと三毛猫は言う。
石については集めると何かいいことがあるかもしれないらしいので、サクラは一応頭の片隅にこのことを留めて置くことにした。




