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第65話 ケット・シーの里
サクラに声をかけたのはビギンの街で以前出会った猫。
このレンガの街でもこの猫以外に三毛猫はいないのでおそらく間違いないはず。
「ニャ」
三毛猫はここはケット・シーの里だとサクラに説明する。
どうやらここはケット・シーの里で間違いないようだ。
サクラはケット・シーの里に入るための条件を満たしたため、ここに来れるようになったとのこと。
「ニャ」「ニャ」「ニャ」
三毛猫の話が終わると花畑の時と同じように周囲の猫たちがサクラの周りに集まってくる。
「ふふっ、こんにちは」
猫たちに歓迎を受けるサクラの頬が思わず緩む。
その後も猫たちはわらわらとやってくる。
花畑にいた猫たちもケット・シーの里に合流し、再びサクラの元に現れる。
自身を埋め尽くさんとばかりに集まる猫たちに囲まれ、サクラは幸せを感じていた。
するとそこへ、
「キャン!」
「ウタマル?それに…」
「ワフッ!」「バウ!」「ガル!」
猫に囲まれるサクラの元にウタマル、ツバキ、弟子チワワと弟子甲斐犬コボルトがやってきた。




