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第114話 甲斐犬コボルドたち①
甲斐犬コボルトたちは立派な忍犬となるべく、日々精進している。
ビギンの街には現在、多くの甲斐犬コボルトたちが仕事をしにやってきていた。
街にいるのは有事の際、すぐに動けるようにするためだ。
それはあくまで建前。ビギンの街ではそんな事件は起こることはまずない。
要は理想の忍者ムーブがしたいがために、甲斐犬コボルトたちは街に来ている。
甲斐犬コボルトたちの姿は仕事によって様々だ。
そしてその変装用衣装の全てはカレンによって作られていた。
最初の内は各忍犬につき一着のみだったが、カレンと甲斐犬コボルトたちは意気投合し、衣装の数を徐々に増やしていった。
忍者といえば変装。
なら服もたくさんあった方がいい。
そうして数多くの衣装が製作された。
製作された衣装はただ着れば良い訳ではない。
甲斐犬コボルトたちは早着替えの技術を磨き、いつしか変装スキルを習得していた。
こうして甲斐犬コボルトたちは忍犬としてまた一つ成長したのだった。
ちなみに甲斐犬コボルトたちはこの技術を自慢したいらしく、ビギンの街では忍犬による変身ショーが定期的に行なわれていた。




