表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
栄護士りぼん 異世界大豆生活  作者: 多胡真白
第6話 ロハスのすヽめ
29/340

情熱のたまごサンド

 注文したカフェラテが運ばれてきました。昨日いただいたブラックと打って変わって、ここのカフェラテは牛乳が多めのやや白っぽい色をしています。それでいて牛乳のコクの中にもコーヒーの風味はしっかり残っていて、一番人気なのもうなずけます。実はコンビニのコーヒーで満足しちゃう人ですけど。

 ところが、わくわくして開いたメニューを見て、少し残念な気持ちになりました。現代のコーヒーショップは、ベーコン、ローストチキン、パストラミビーフ、エビ、ツナなどの豊富なフードメニューがありますが、ここは肉や魚介類を使ったメニューがほとんどありません。仕事の休憩のランチとして来店したらしき人が少ないのもわかります。

 その分、不動の人気のたまごサンドは並々ならぬ自信作のようです。アンジェリカは一番人気のシンプルなたまごサンドを、わたしははちみつたまごサンドを注文しました。写真はなくとも、精緻なイラストがかえって想像力をかきたてます。

 栄養的にも、このたまごサンドは卵2つ分はありそうです。朝のミルクティーとこのカフェラテと合わせて、1日に必要な卵・乳製品はクリアとみていいでしょう。この調子で、大豆と果物を摂るようにすればだいぶ変わるはずです。ちょっとテンションが上がってきました。


「ねえ、ダイズのことだけど…」

 アンジェリカが何か言いかけたとき、ちょうど料理が来ました。

「へい、『ウエンツ特製情熱のたまごサンド』と『ボリュームたっぷり情熱のはちみつたまごサンド』お待ち!」

 注文を受けたウエイトレスさんと違う男の人です。少年らしい面影を残すやんちゃな感じの人です。歳はわたしより少し上に見えます。

 ウエイターさんはわたしを見て、にっと人懐っこそうな笑顔を作りました。

「あんたがお嬢さんの付き人になった人かい?」

「は、はい。高橋りぼんと言います」

「俺はフランツ・ウエンツ、ここの店長兼オーナーだ。お嬢様とは開店からの付き合いだ。よろしくな、りぼんさん」

「まだお若いのにお店を持ってるなんてすごいですね」

「すげえだろ!と自慢したいところだが、実を言うと2年前にばあちゃんの店を継いだんだよ。『情熱のたまごサンド』は俺の努力の賜物ってわけ。さあさあ、食べてくれよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ