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13代目の破壊神  作者: 千路文也
1st #1 生徒会長誘拐事件
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041  最悪の前兆


碩大区は眠らない街と呼ばれている。その理由は、第六世代東京都の中心地であるからだ。総理官邸や、日本国の王が衣食住している『大和城』。その他にも様々な施設がひしめき合っているのだ。


そんな中、碩大区警察署は日本で一番忙しい職場であると言えよう。酔っ払いや事件現場の対応、。最近は、恢飢現象にまで駆り出されているのだ。今の警察にとって非番は合って無いような物である。


「めんどくさいな」


「そう言うなって」


二人の警察署員が恢飢現象の現場に向かわされていた。そこは、森の中であるため、二人は車から降りて、森の中に入って行った。


「だって非番だぜ」


「俺も同じだよ」


「深夜の森の中って恐怖しか無いよな」


「まぁ、そうだな」


二人は世間話をしながら森の中を散策していた。


「さっさと退治して飯でも食べに行こうぜ」


「課長に報告書を出してからな」


「へーへー。分かりましたよ」


木々のざわめく音が、二人をより不気味に感じさせていた。


「ヤバイ、恢飢のうなり声に聞こえてきた」


「集中しろよ。近くにいるかも」


「マジかよ」


すると、二人に巨大な影が被った。


「何だこれ!」


驚きの声を上げる。目の前には大木の大きはあろう恢飢が、二人を見下ろしていたのだ。


「無線だ。応援を寄越せと言え」


「あわわわ……」


しかし、緊張のあまり手を滑らせて無線を落としてしまったのだ。


「なにやってるの!」


「す、すまん」


慌てて拾おうとしたものの、時既に遅し。

恢飢の右腕が二人に向かって、降り下ろされたのだ。


恢飢にとって、それは大工が釘を打つようにハンマーを叩く感覚である。


手慣れた作業ではなく、当たり前の作業。

それぐらい出来ないと恥だと言うように、恢飢は二人の人間を潰したのだ。


「グオオオオオオオ!」


勝利の雄叫びを上げる恢飢。


彼女の回りには、それを称えるようにして、子供達が集まって来た。





まもなく、警察の人間が死体で発見されたというニュースは全国で流れた。

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